*プロローグ*2青い空に座る、白い雲が風に流されていく。綺麗に晴れた祝日。とある施設には、たくさんの子供が居た。サッカーボールを蹴る子供達を見守る中学生の少女は、縁側に座り瞳を輝かせていた。橙色の髪の少年。少女に残された、立った1人の家族を見守りながら—。ギシ、と音がして大人が来た事に気づく。振り返ると、施設の職員と体格のいい大人が・・・「貴方を引き取って下さる方よ」「え?」運命は、新たな局面を迎える—