二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ*最強姉弟参上?!* ( No.274 )
日時: 2011/07/02 20:53
名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)

番外編 その1・円堂達にポケモンを持たせよう!!

夜の事。

円堂がTVを見てはしゃいでいた。

画面の中では、サトシという少年が黄色いネズミとも言えない不思議なものに「アイアンテール」とか叫んでいる。

円堂はアニメが終わってしまうとDSLightを開く。

円「…魁渡達はポケモン知ってんのかな?」

サッカー部は全員知っているゲームだが、あの瑠璃花と魁渡はどうだろう?

円「バトルしてみてーなー…」

円堂は、何気強い方だ。


温「守!もう寝なさい!!」

母の怒鳴り声寸前の声が聞こえると、円堂はベッドに直行する。

気が付けば、1時間もゲームをしていたのだ。

ベッドの中で『レポートをかく』を押し、寝ていたと見せかけるため目を閉じた。


そして、母が去った足音がして目を開く。


円堂が目を開くと、青い空が見えた。室内に居たはずなのにとあたりを見渡す。

見た事のない高原。キョトンとしていると黒髪にメガネの少年が近付いて来た。

見覚えがあると思って思考回路を巡らせる。

円「!!?チェレン!?」

チェ「!何故知っている…?」

円(ちょっと待て!チェレンはゲームの中にしかいないはずだろ?!何で此処に…)

チェ「どうした?ポケモンも心配しているようだが…」

円堂がチェレンの視線の先—足元を見ると。

黄色いネズミの様なもの…ピカチュウが居た。

円「お、俺のヒカピカ!!?」

ピ「…ピカ。(怒)」

不機嫌そうな声でピカチュウが(円堂のヒカピカが)鳴く。

円(あ!ゲームの中の(BW)四天王戦で瀕死にさせちゃったから??!)

チェレンがピカチュウに謝る円堂を見ながら、口を開く。

チェ「お前なんで此処…!?」

円「!!?」

チェレンが空に浮く。円堂が驚いて空を見ると、鳥の様なポケモンが彼を上空へ連れ去っていた。

?「やば!!ウォーグ、そいつは関係ないぞ!」

ウォーグ、と呼ばれたポケモンが少年の声を聞きチェレンを解放する—上空で。

チェ「!!!?うわあっ!」

円堂が目を伏せる…しかし、彼が落ちた音はしない。

?2「ま、間にあったぁ…」

円「チ、チルタリス?」

チルタリスが彼を羽で包んでいた。

少年、少女が近くに来ていた。チェレンが驚いた表情で彼等を見つめる。

円「さっきのってフリー…え?」

円堂が彼等を見ると、橙色の髪が目に入った。

ウォーグルが少年になでられている。少年が円堂を見る。ニカッ、と笑って。

円「魁渡!瑠璃花…!?」

瑠「キャプテン!あ、チェレン君ごめんね。フリーフォールの練習に付き合ってた私のチルが急に飛び立っちゃって…」

チェ「大丈夫…」

円「此処って何処だ!!?」

瑠璃花はきょとん、として言う。円堂の背中の方向を指さして。

瑠「何処って…セキエイ高原ですけど…」

円「??!!!!」

円堂があんぐりと口を開けてみている。しかし、直ぐに疑問が浮かびチェレンに話しかける。

円「チェレンがどうして…?」

チェレンの出身地方とセキエイ高原の地方は違う。

チェレンは、見た事もない人が自分が此処に居る事を疑問に感じている事を疑問に思いながら答える。

チェ「瑠璃花と魁渡はライモンシティで知り合った友達で、この地方の四天王戦にサポートとしてついて来てもらったんだ。」

円「そのウォーグルとチルタリスはチェレンの…?」

魁「ウォーグは俺の!チルは瑠璃姉のだ。」

円「お前らもポケモン持ってるのか?!」

円堂が瞳を輝かせながら言う。瑠璃花は円堂がバトルをしたがっている事を悟り、提案する。

瑠「キャプテン&チェレン君VS私&魁渡…ダブルバトルはどう?」

魁「チェレンはこの後四天王戦だろ?ぴったりだ!」

チェレンは少し驚いた表情をして、円堂を見た。そして首を縦に振った。

円「やった!よし、ダブルバトルだ!!」