二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ*最強姉弟参上?!*キャラ人気投票実施中デス♪ ( No.318 )
- 日時: 2011/07/10 08:35
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
番外編 魁渡君の小学校ライフ
魁「俺は流星魁渡。今日から4年2組に世話になる。」
妙な口調。魁渡はさっさと帰りたい時など、相手を近づけさせない為にこうなる。
男子はざわつき、女子は身を乗り出す者が多い。魁渡はため息をつき、静かに椅子に腰かけた。
転校初日。この小学校は雷門中が近いからか、稲妻町内で一番生徒数が多い事で知られている。
1学年5クラス。魁渡はずっと先の卒業式が面倒だと朝から考えていた。
1時間目の前の休憩時間になると男子数名に机の周りを囲まれた。おもに質問の為だ。
男1「前は何処住んでたんだ?」
魁「外国と日本…」
男2「外国?!すげえ!!」
魁渡が面倒くさそうに答える。すると、勢いよく教室の前の扉が開かれた。教室の中に居た生徒の視線が一斉にそちらを向く。
入って来たのは薄紫色の髪をツインテールにしている女子。
女「失礼します。」
誰だ、と魁渡の周りの男子が戸惑いの表情を見せて言う。その女子は黒板の中央まで堂々と歩き、正面を向いて言う。
女「俺は5年1組の鈴音。サッカークラブに興味がありサッカーが強く強い奴と戦いたいと思っている奴。放課後5年1組に来い。ぶっちゃけ今サッカークラブは部員不足だ、即レギュラーに入れてやる。しかし今言った事に当てはまらない奴は締めだす。以上だ。」
……それだけ言うと彼女は出て行った。最後に、魁渡の方をチラリとみて。
男1「なんだ、鈴音先輩か。」
男2「頑張ってんだな〜、サッカークラブはもう終わりなのに…」
状況を理解できない魁渡の周りでそんな呟きが聞こえた。とりあえず彼女の事を聞いてみる事にした。
魁「……あいつは?」
男1「あ、そっか。お前知らないんだな。今のは南沢鈴音先輩。5年でサッカークラブの副部長と幼馴染で、クラブの立て直しを手伝ってる。」
男3「今サッカークラブはだらしない6年のせいでただばか騒ぎするだけになってるんだ。副部長の大智先輩がどうにか立て直そうと必死でやる気のある部員探してるんだ。でも6年が怖くて誰も入れない。」
魁(荒れすぎだろ…)
魁渡が溜め息をつく。今朝先生に、クラブは絶対入らなきゃいけないと言われた。
魁(とりあえず5年1組に行ってみるか…)
そう思った所で先生が教室に入って来た。
1時間目が始まる。
—放課後
魁渡は5年1組の前に立っていた。入ろうか引き返そうか迷っているのだ。何せ、中から壮絶な音が聞こえてくるのである。
男4「てめー余計な事しやがって!!」
ガンッ、と音がした。机を蹴ったな、と冷や汗をかきながら魁渡が想像する。
そして強気な声。今朝の鈴音、という女子だろう。
鈴「余計な事?!貴方達の存在が余計なの!!さっさとクラブ出て行きなさい、ゲームクラブにでも入ったら!!」
魁(言うね〜ラティアには劣るけど^^;)
しかし男子はキレたようだ。今度はさっきみたいな鋭い音では無い。まるで…人を蹴ったような音。
魁「!!」
鈴「うっ…」
魁渡が扉を開ける。男子の視線が集中した。2人で鈴音を囲んでいる。
魁「てめーら何やってんだ!」
男5「あ?見たことねー顔だな。」
鈴「!」
鈴音が蹴られた。男子—6年の様だ—が魁渡を睨む。
男4「何しに来た。」
魁「サッカークラブに入部希望なんで…鈴音さんに挨拶しに。」
3「!!」
男子があほか、と呟く。
男5「サッカークラブは町内リーグで負けたんだ。先生にラストチャンスとして与えられた試合でな。」
鈴「!あれは不戦敗、貴方達が来なかったから棄権になったの!!」
魁「じゃあもう一回チャンスを与えてもらうとしようか。」
男4「は?お前、サッカー出来んのかよ。」
魁渡が自信ありげに笑う。
魁「少なくともお前らよりは!」
男4「ははっ、じゃあ見てやるよ、お前の力!!」
グラウンドに来い、と男子が指で示す。
鈴音は、その様子をじっと見ていた。
*続く*
あとがき
長くなりそうです^^;また参照が1200越えたら続きを書こうと思います。どうでもいい話ですと?分かっております^^;でも魁渡に活躍させたいので許して下さい!
本編の方も更新していきます☆
それではまた!