二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ*最強姉弟参上?!*人気投票結果! ( No.346 )
- 日時: 2011/07/16 16:32
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
参照1200突破記念☆
番外編 魁渡君の小学生ライフV2!!
鈴音はグラウンドの隅に溜め息をつきながら座った。今から魁渡と6年の対決が始まる。
溜め息をついた後、グラウンドに目を向けると、魁渡が笑っていた。
何故かというと、6年とPK対決をするからである。
よほど自信があるようで、GKの構えをしていた。PKは、GKの方が不利である。
鈴音の表情が和らぐ。そして呟いた。
鈴「やっぱり…あいつは強いな。」
その視線の先にあるのは、鈴音の言うあいつ—メテオ。
6年男子で部長である「渚輪 泰斗」(ナギサワ タイト)は荒れていた。元はサッカー好きでクラブに入ったが、中学生に絡まれ荒れた道に入りこんでしまった。
そこからだ。サッカークラブが変わったのは。
何時の間にやら部員は減り、町内の大会にも参加しなくなった。まだサッカークラブでサッカーをしたいと思う部員もいるが、力の強い泰斗にはかなわない。
副部長である鈴音の幼馴染—「広野 蓮」(コウヤ レン)もその1人。蓮は弱くはない。ただ引っ込み思案で人みしりなのだ。
そんな奴と幼馴染なのに、鈴音は何故あんな性格なのだろう、と部員の間で噂である。
ただ鈴音は蓮に頼まれると断れない性格で、自ら首を突っ込む性格もあってか今回サッカークラブに新しい風を送る事にした。
朝、教室を訪ねまわっていたのはそのためだ。
強い奴を探し部員にし、部長の意識を変える。そうしないと、5年である蓮は来年サッカーが出来なくなる。
鈴音もサッカーが好き。
だから、泰斗達が許せない。
泰「言っとくが、俺は強いからな。」
メ「その力をサッカーに使わないで暴力に使うか。お前はバカだな。」
泰斗がイラ、と来たらしく力任せに…いや、そう見えるだけだった。
鈴「!」
泰「ブレイクパワー!!」
シュートがゴールに迫る。青く輝く閃光は、鈴音に衝撃をもたらす。
遠くの木陰から見ていた蓮も驚きを隠せない。
鈴・連(あいつ…必殺技を…??!)
鈴音は呼吸を整えてグラウンドを見る。
鈴「さてっと…あいつはどうするかな。」
メテオが溜め息をつき、シュートを睨む。
メ「小学生にしては大したもんだ。怠ける事に明け暮れてるから体は動かないらしいな。」
泰「ああ??!そのシュート止められねーからあがいてんのか??!」
メテオが頭をかく手を止めて笑う。
メ「お望み通りテメーの顔面にぶつけてやるよ。」
右手が黄色い光を放つ。
メ「メテオパンチ!!」
ボールと拳がぶつかる。やがてメテオに助勢する様に流星群が落ちて来た。
1秒も無く、泰斗の顔面にサッカーボールが食い込んでいた。
鈴「なかなかやるな、あいつ。」
倒れた泰斗を見下ろしながら、鈴音が黒い笑いを浮かべた。
鈴「明日から俺のスパルタメニューに付き合ってもらおうか★」
泰「!(怖い怖いこいつこんなに怖かったっけ…(・・;)」
メテオがキーパーグローブをはめた右手を見て、近付く影に顔をあげた。
鈴「今日からよろしくな、お前名前は。」
メ「俺は流星魁渡、サッカーやってる時はメテオって呼んでほしい。コンディションをあげるためにな。」
鈴「俺は南沢鈴音。サッカークラブへようこそ魁渡。」
こうして、魁渡のもう一つのサッカーが始まる—