二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ*最強姉弟参上?!*え?!参照1700突破??! ( No.484 )
日時: 2011/08/03 15:48
名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)

参照1700突破記念☆
番外編 魁渡の小学生ライフV9?!

緊張感あふれる緑色のフィールド。これから、試合が行われる舞台だ。

魁渡はそれを静かに見つめてベンチを振り返る。

そこにはサッカークラブの仲間がいた。無言で円陣を組むと、初めて風香がくす、と笑う。

つられて笑顔になる魁渡。奏太が魁渡を見て頷いた。

魁「皆……絶対勝つぞー!!!!」

全「おう!!!」

これは、このメンバーでする最後の試合になるかもしれない。

魁渡はライオコット島に行かなくてはならない。FFIの世界大会の舞台へ。

瑠「皆!ファイトだよ!!」

テ「絶対に勝ってね〜!」

ベンチで瑠璃花とティアラが応援している。秋と音無も居た。今日はマネージャーをする。

テ「…歌音、大丈夫かな…」

音「?」


〜魁渡side

相手は紫を基調としたユニフォーム。見るからに…嫌だ。

今日はいつも通りのフォーメーション。

FWが奏太、歌音、風香。MFが里愛、龍羽、蓮、泰斗。DFが俺、玲央、鈴音。GKに迷。

ホイッスルが高らかになる。俺等ボールで試合が始まった。

俺が異変に気付いたのは、歌音にボールが渡った瞬間だった。


音「今日は何も無いみたいですね。」

帝国のサッカーを築き上げると言われるサッカーチーム相手。

以前試合をした時には試合前にケガ人が数名出た。今日は全員参加だ。

秋「このままいけば勝てるわ!歌音ちゃん凄いシュート打つんでしょ?」

テ「うん、私が教えた…けど。」

ティアラがフィールドを見て険しい顔。

歌「エレキボール!!」

相手GKはひるまず技を繰り出す。簿織衛。一目見ただけで読む気が無くなる名前。読みは『ぼおるまもり』。

簿「ブラックホール!」

歌「!?」

メ「…止められた?歌音のシュートが…?」

ざわつく観客席。それは当然、今まで歌音のシュートは無敵だったからだ。

風「調子悪いんですか?いつものより全然威力無かったです。」

奏「GKも強いな。」

テ(…歌音、もしかして?)


〜メテオ目線

GKがボールを前線へ送る。俺がブロックし蓮へパス。と、相手MFがカット。鈴音がブロックに行く。

鈴「?!ッ!!」

全「!!!」

相手MFの小さい声が聞こえた。

—ジャッジスルー、と。

メ(今、腹にボール当てたよな?!もしかして審判に見えてないのか?!)

鈴音が起き上がる。相当ダメージを受けてる。

メ「鈴音、無理はするな!!」

鈴「これ位…!メテオ、シュートするぞ!!」

はっとしてゴール前を見ると、相手FWがシュートを打った所だった。

相FW「真皇帝ペンギン2号!!」

迷「!」

相FW2「真フリーズショット!!!」

—シュートチェイン。

メ(しかもあいつ等のキック力…アジア予選以上のレベルだ…)

迷「!オーロラカーテ…!!!」

ネットが揺れホイッスルが鳴り響く。



先制…された。

でも迷が止められないのも無理は無い。

キック力が高い2人、しかもシュートチェイン、しかも技が強い…

俺だって楽勝では止められなそうだ。

迷「…ッ。」

鈴「…!!!!」

歌「…。」

迷はいつも通りだった。シュートの威力はちゃんと弱まってるし。

鈴音は仕方が無い。ダメージは受けたものの戦えそうだ。

歌音は…話をしないといけなそうだな。

ヤバイ…こいつ等、今までのチームより圧倒的に強い。

俺も動かないとな…


これ位で考えてた俺、後から思うと馬鹿だった。

この試合は、それだけでは終わらなかったんだ。