二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ*最強姉弟参上?!*感謝!参照1900突破♪ ( No.508 )
日時: 2011/08/06 14:41
名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)

参照1800突破記念☆(遅ッ!)
番外編 魁渡君の小学生ライフV10?!


〜メテオside

前半終了。0−1。

先制点を奪った相手チーム—帝王SC—は、俺達を傷付けるサッカーへと方針を変えたようだ。

ベンチに戻ると、瑠璃姉達が水筒を渡してくれた。表情は明るくない。当然と言えば当然。

俺達、完全に遊ばれてるんだ。

雷光小学校サッカークラブの黄色いユニフォームには、ボールを当てられた跡がたくさん残っていた。

テ「…相手チーム、すごく強いね。FFIに出てないのが不思議な位…」

?「彼等に参加資格は与えられなかったのよ。」

ティアラの独り言に対する答え。それは帝王SCの監督の言葉だった。

風「参加資格が与えられなかった?」

?「あら、自己紹介をしてなかったわね。私は帝王SCの監督、津森雪良。」

背が高くて痩せ形の監督は勝ち誇った様に晴ればれとした笑みを浮かべた。

津「彼等は世界各国から集めた暴れん坊。余りにも残酷かつ暴力的なサッカーをするからってFFIの参加資格を剥奪されたのよ。」

全「!!」

津「可哀想だったから小学生の年齢の子を集めて帰化させ、特訓させて…それで此処に居るの☆」

どうりで…

津「精々がんばってね!ま、途中で試合続行不可能になるだろうけど★」

風香が後ろ姿を睨んだ。泰斗は項垂れている。ふと、ある事を思い出して俺は泰斗のふくらはぎを突っついた。

泰「…ッ!!!!!」

メ「ばーか。」

周りは驚いている。俺はスパイクで軽く突いただけなのに、泰斗は物凄く痛そうに顔を歪めた。

ティアラが泰斗のソックスを下して、驚いた様に顔をあげた。

痣が出来ていた。

鈴「アホ餓鬼が。どうせ相手FWに後ろからボール取られたときに何かやられたんじゃない。結構悪化してるな。」

泰斗は足をかばうように試合をしてた。痛みを堪えてたんだ。でも、泰斗だけじゃない。殆ど全員、そんな状態だ。

メ「下がるわけにはいかない、そう思ってたんだろ?」

秋「…試合を続けたらもっと悪くなるわ。下がりなさい。」

泰「………っ。」

力なく泰斗が頷く。俺はキャプテンマークを受け取った。

全員が泰斗に注目していた。あ、そう言えばもう1人…

歌「…。」

メ「お前は最初っから調子悪かったな。利き足、怪我してんだろ?」

風香「!歌音さんが??」

歌音はため息をついて白状した。ティアラは悲しそうな顔をしてた。

昨日の晩、突然車が歩道に突っ込んできた。歩いていた歌音は何とか避けたものの、正面から突っ込んできた自転車は避けられなかったらしい。

右足(歌音の利き足)を狙う様に突っ込まれて、足が今でも痛く、シュートの威力が下がった…。

奏「またあいつ等か…」

奏太が帝王SCのベンチを睨む。でも、今はあいつ等を恨んで勝てる試合じゃない。現実的に作戦を立てないと…。

玲「お前、本気出せっつーの。」

奏「!」

龍「そーだよ〜☆あのシュートやれば良いのに〜」

あのシュート?

奏「無理だ。俺のシュートより今日の歌音のシュートの方が強い…」

蓮「それほど差は無いですよ!」

へー、奏太、そんなに強いシュート持ってるのか…じゃあ…あの作戦で行けるか?!

メ「指示を出す。はっきり言うとさっきのあいつ等のマネだ。」

全「……えー??!!!!」

っるせー!!!



後半開始15分後…

色々あったが。



俺達は同点に追いついた。