*プロローグ*3深く、深く…それは記憶、それは未来、それは真実。掬っては掌をすり抜けて零れ落ちる、砂の様に…底を見つけられないで落ちて行く、海の様に…何処か深くで、それを見つけて。あれは感情、あれは過去、あれは虚無。儚い歌を歌うのは、誰?今にも消え入りそうな音色を奏でるのは、誰?あの時の音色を、また思い出して。これは事実、これは今、これは少女が広げし波紋。—ほら、これは運命だった…。*おわり*