二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ*最強姉弟参上?!*参照3000突破…?! ( No.894 )
- 日時: 2011/09/06 20:39
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
番外編☆ 半分、YES
円「キャンプ行こう(豪「円堂!シュート行った…」
突然、ゴール前に居た円堂が叫んだ。
注目したサッカー部部員達が見たのは、豪炎寺の真ファイアトルネードが頭に直撃した円堂の姿だった。
瑠「…キャプテン?」
—瑠璃花が入部して2週間ほど経ったある日の放課後。
雷門中サッカー部員全員が、円堂の思考回路を不思議がる。
風「で、何が言いたかったんだ?」
部活動終了時間、部室の中で氷を入れたビニールを頭に当てている円堂に、風丸が問いかけた。
すると、ケガ人は嬉しそうに「キャンプ行こうぜ!」と満面の笑顔で…
栗「急に何言ってるでやんス!」
壁「試合形式中に気を緩ませたら危ないっスよ!」
秋「そうよ、今回は氷当ててるだけで大丈夫だったけど…」
鬼「奇跡だな。」
口々にそんな感じの事を言われ、円堂が結構ダメージをうけた。
円「何となくキャンプファイヤーをしたくなって^^;」
全「何故急に。」
瑠「あ…あの…」
凄く言いにくそうに瑠璃花が切り出した。全員の視線が集まる中、彼女は…
瑠「キャンプって…何するんですか?」
まさかの、キャンプ経験無し。
—
円「で、何処行く?!」
わくわくを隠しきれず(隠そうとも思っていないだろうが)円堂が言う。1日経ったが相変わらず額は赤い。
染「本当に行くつもりなのか?」
円「勿論っ!!」
サッカー部全員で!と笑顔で付け足す。風丸が苦笑する。
部活後のミーティングでも議論して、結局何故か…。
円「よしっ!フェニックス島に行くぞッ!!」
瑠「何でですか???!」
・自然がいっぱい
・瑠璃花の故郷を見てみたい
・ぶっちゃけ、飯ごう炊飯とキャンプファイアー出来れば良い
鬼「本当にやるとはな。」
瑠「…展開早すぎてついて行けません…」
飛行機の中。
朝早くに飛行機に乗らされ、あまり機嫌が良くない瑠璃花だったが、これからの事を考えると少しワクワクしてもいた。
久々に故郷に帰れるし、キャンプも楽しそうで…魁渡が居ないのが本当に残念。
※FCの奴等のレベルが低いとか言って合宿中。
帰るのはあの日以来—。
霧が見えたあの島は、噂によると国によってきちんと管理される様になったらしい。すっかり元通りも期待出来る。
飛行機が、着陸態勢に入る。
船が見えた。
あの日と同じ人が、そこに居て瑠璃花を見つけると驚いていた。
「島に戻るのかい。」
瑠「半分、YESです。」
まだ胸の奥はもやもやしている。でも、やっぱり。
—わくわくが勝っている。
*つづく*