二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ*最強姉弟参上?!*返信回数900突破…??! ( No.914 )
- 日時: 2011/09/12 15:02
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
番外編☆意見は割れました、隊長!!
海が荒れていて、なかなか船が出発できなかった。天気も曇りで、雨が降りそうで降らない、という感じ。
と、円堂が船着き場の近くに店を発見して目を輝かせた。
その店にはソフトクリームやチョコレート菓子が売られている。
コトアールはカカオがたくさん取れるため、チョコを使ったお菓子は安く、またとても美味しい。
彼はチョコレート菓子を手に取る。
円「うっわー!これ美味そう!」
瑠「キャプテン、買うんですか?」
瑠璃花の質問に、笑顔で頷く円堂。苦笑いして鬼道達は見ていた。
円堂はお菓子を日本円で800円程購入、その際にレジでくじ引きをする事に。
何でもキャンペーン実施中らしく、日本円でおよそ700円以上お買い上げの方にはくじ引き一回サービス!…との事。
豪「円堂、目が途轍もなく輝いてるな^^;」
半「同意^^;」
円「おっし!開けるぞ!」
三角くじを一枚選び、ビリビリ…と開く。
と、円堂が一瞬固まる。レジのおばさんが覗き込んで「わ〜お!」と声を上げた。
瑠璃花達が駆け寄ると、なんと。
レジのおばさん「1等賞!!!!」
全「えええええ???!」
円「あ…あはは^^;」
円堂は1等賞のDSiLLを手に入れた!▼(ポ○モン風)
豪「…凄いな。」
鬼「どっちがだ?」
豪「両方。」
船に乗り、揺られながら彼等は会話していた。
豪炎寺が言う「凄い」の1つは円堂が1等賞を取った事、もう1つは海の荒れ様だった。
波が船にも容赦なく襲いかかり、もうジェットコースター状態。瑠璃花は絶叫物に進んで乗る様な性格でこの状況はさほど辛くない様だが、マネージャー達は悲鳴を上げている。
瑠「あの、大丈夫ですか…?」
秋に尋ねた瞬間、またも波で船が大きく揺れた。
秋「ひゃあああ!!」
瑠「…えっと(・・;)」
どうしたらいいのか分からず、おろおろする瑠璃花。とりあえず秋の手を握り安心させようとしてみたり。
秋「…あ、ありが…きゃあっ!」
音「ひゃあ!」
船内には、終始女子の悲鳴が響いていた。
円「船酔いした奴は居ないな〜!」
秋「船酔い所じゃ無かったわ…(泣)」
音「私もです…(泣)」
全員が苦笑しながら、無言で同意。
瑠璃花は久々に踏みしめたフェニックス島の土の感触の懐かしさを、静かに噛みしめていた。
一行は、何とかフェニックス島に辿りついた。天候は徐々に回復しつつあり、雲の切れ間から蒼い空が見える。
瑠「テントを立てられそうな所に案内しますね!」
彼女は、うきうきで島の奥へ早歩きで進む。—鳥達が、綺麗な声で歌を奏でていた。
着いた先は森の中で開けた所。辺りは木に囲まれていて、テントは5つほど余裕で立ちそうな位広い。
瑠(本当に惨劇の跡が無い…コトアールの方々、感謝です…!)
円「もう夕方だな〜。」
荷物を置いて休憩していた円堂が、背伸びをしながら言った。その声に全員が空を見上げると、雲がオレンジ色に染まり始めていた。
夕方の匂い。彼女は笑顔で空気を吸い込む。樹海に似た、濃い碧の香り。けれどやはりこの島の匂い。
夕飯は何にします?と声をかけると、染岡がカレーだろ?と答えた。
半「俺はシチューが良いな。」
少林寺(以下:少)「ハヤシが良いですっ!」
瑠「…見事に割れてます?」
豪「隊長、意見が割れたぞ。」
円堂が腕を組んで悩んでいる。
鴉が鳴いた。瑠璃花には、その鳴き声が「アホー」にしか聞こえなかった。
*つづく*
次回、夕飯の行方は??!そして飯ごう炊飯はどうなる!!?