二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ*最強姉弟参上?!*返信回数900突破…??! ( No.918 )
日時: 2011/09/12 17:23
名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)

番外編☆これまでのあらすじ

時期は瑠璃花が雷門中に入学して2週間ほど経ったある日。円堂の突然の提案でキャンプをする事になった雷門中サッカー部。しかも何故か(多分ノリ☆)瑠璃花達の故郷、フェニックス島へ行く事に!海は大荒れで大騒ぎ、しかも円堂が凄いゲーム機ゲット??!こうしてフェニックス島に着いたは良いものの、夕食で意見が割れて…?!


番外編☆瑠璃花先生!教えて下さいっ!!


全「…!?」

全員が、ポカンとした。

円堂がもう一度、にか、と笑いながら言った。

円「全部、混ぜちゃおうぜ!」


瑠「…!!!」※笑い過ぎて言葉になりません

染「そんな事して、味大丈夫なのか?!」

円堂が言っているのは、夕食でカレーとハヤシとシチューを全部混ぜちゃおう、と言う事。

すると、瑠璃花が笑いながら染岡の質問に答える。

瑠「魁渡の案で1回やったこと有るんですけど……不味くは無いです。」

少「本当?」

こうして、好奇心から「カレー×シチュー×ハヤシ」で夕食を作ることになった。

つまり、粉を全部混ぜてルーを作るのだ。



瑠「それじゃあ焚き付け(たきつけ)を持って来ましょう、調理用具や薪はマネージャーの皆さんにお任せして…」

と瑠璃花が提案すると風丸が挙手した。

風「焚き付けって?」

瑠「えっと、薪などに直ぐに火が燃え移る様に用いる木や枯葉の事をさします。」

鬼「瑠璃花、キャンプはした事がないんじゃ…」

瑠「こういう事は、よくお父さんやフェイ達としていたので。」

全(キャンプらしき事はやってたんだ…)



秋「早く持って来てね〜!!」

秋の言葉を背に、彼等は焚きつけ探しに出かけた。



〜ルール〜
1・焚き付けには乾燥した枝などが向いています!木から枝を折るのはやめましょう!
2・森の中です、獣に気をつけましょう。(?!)
3・山火事を起こさない事!(?!)
4・ドサクサに紛れてサッカーをしない事!(笑)
5・幽霊が出てくるかもしれません、気を付けて!(?!)

全「何コレ。」

音「このルールに従って焚きつけを探して下さいね☆それじゃ!」

鬼「…春奈の思考回路が、分かる様な分からない様な。」

瑠「と、とりあえず探しましょう^^;」

微妙な空気の中、焚きつけ探しはスタートした。


半「こっちの方に乾燥してそうなのがあるな。」

マックス(以下:マ)「よ〜し、早く拾って戻ろう!」

だんだん暗くなってきていて、お腹も空き始めている。2人はぽきぽきした枝を探して、奥へ入って行った。


半「獣なんて、いるのかな…。」

ゆっくり進みながら、半田が呟いた。マックスはそ〜だね、と呑気に口を開く。

マ「雰囲気的に居てもおかしくないよね。」

と、言った直後。


半「ははー、こんにちはおおかみさん^^;」


綺麗な毛並みのおおかみ、登場。

半田は「ははー」とかひきつった顔で笑い、直後マックスを引っ張ってダッシュした。

おおかみは、肉食、逃げる獲物は追う。

「ガゥゥウ!」

半「何でおおかみ居るんだよォォォ!!!!!!」

と、マックスが降りておおかみの前に立ちはだかる。半田は彼がしようとしている事を察し、彼にしがみついた。

マ「ダッシュストーム!!!!」

「ガウッ??!」

目を閉じて風に耐えた半田。目を開いて見えた風景は、おおかみがぶっ飛んでいる姿だった。





豪炎寺と鬼道、円堂、染岡は、黙々と4人固まり、4方向で散らばって拾っている。

と、しゃがんでいた円堂の前にパラパラ、と枯葉が落ちて来た。円堂は目を見開いて降ってきた方向——上を見る。

碧色の葉が茂る木々が日の光を遮っていた。——枯葉なんて降って来る訳がない…。

円「っ!????」

自分の右肩に、誰かが触れた気配。驚いて振り返ると何も無い、誰も居ない。

円「…き、鬼道…幽霊って…信じる?か?」

鬼「!?」

染・豪「!」

他の3人が振り返った瞬間、4人の中心に白い半透明の物が現れた。大人の背丈の何か…幽霊、とまさしく表せる物。

全「ッ!?」

円堂が目を見開いて、それを見つめる。それはゆらゆらと揺れて、円堂に近付いている。

円「!!!!!」

豪「円堂っ!?」

豪炎寺が辺りを見渡し、何処からかボールを持って来た。そして…

豪「ファイア…トルネード!!!」

を、円堂の方へぶつけた。

もちろん幽霊を離す為にした事で…けれど反射的にしたその行為は間違いだった。

———幽霊って、物理的ダメージ受けるのか?

豪「…あ。」

幽霊は驚いた様子で消えた。それは良かった、全く問題は無い。

問題は。

ファイアトルネードが円堂の後ろ、木に衝突した。…木が炎に当たったら、燃える。

全員の脳裏に、思いだされるのはルール。


〜ルール〜
1・焚き付けには乾燥した枝などが向いています!木から枝を折るのはやめましょう!
2・森の中です、獣に気をつけましょう。(?!)
3・山火事を起こさない事!(?!)
4・ドサクサに紛れてサッカーをしない事!(笑)
5・幽霊が出てくるかもしれません、気を付けて!(?!)


3,5…。

全(こういう事だったのか…)


4人の目の前で、燃える木。

ハッとした円堂が、もの凄く驚いて慌てて飛び退く。

円「あーーーーーーーっ!!!!!!」



*つづく*
次回、ようやく夕食…?!