二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン【中学再生作戦編】 ( No.328 )
日時: 2012/08/03 12:43
名前: 風風 (ID: ChJEPbqh)


第8話
  「なんでぼくなのさ」


 鬼道「蘭桜!少しいいか?」

 美紗「ぼく?」

グラウンドの側に生えている一本の木の木陰で1人休んでいる美紗のもとへ、鬼道が走ってやってくる。

 美紗「なんだい?ぼく眠いからさ、しばらく寝たいんだけど...」

 鬼道「このあとの練習の話だ。」

キラリと、鬼道のゴーグルが光ると、美紗が苦笑いを浮かべた。

 美紗「なんでぼくと話し合うのさ、ぼくよりもふさわしい人は沢山いるよ」

 鬼道「いや、お前じゃないと駄目だ。」


 美紗「はぁ...雷門ってどいつもこいつもめんどくさいね」

重いため息が、美紗から出されると、鬼道は鼻で軽く笑うと、当然のように美紗の目の前に座った。


 鬼道「後半の練習だが、お前はどんな練習がいいと思う。」

 美紗「昼寝」

 鬼道「ほう。昼寝でどのような効果が出るんだ。昼寝をすることにより俺達にはどのようなメリットがある。」

 美紗「うーんそうだね...精神面も肉体面も共に回復することができる。」

 鬼道「いま現在行っている、休憩とはなにか違うのか?」

 美紗「勿論だ。昼寝は、うつぶせまたは仰向けで寝ることにより、疲労を無くしやすくすることができるんだ。」

 鬼道「だが、仰向けまたはうつぶせになることは現在の休憩時間でもできる。であろう。」


ドヤ顔。ゴーグル越しでもわかるほどのドヤ顔で鬼道は美紗を見つめた。

そのドヤ顔をみると、美紗は眉間にしわをよせ、明らかにもめんどくさそうな顔をしていた。


 美紗「ぼくは君の瞳が嫌いみたいだ。
なぜだか君の瞳をみているとぼくの母を想像してしまう。その瞳は嫌いだから——


 鬼道「嫌いだから、面倒だから、そんな馬鹿みたいな発言いい加減やめたらどうだ
そんなんだから、お前の母親は——

 美紗「その事については、二度と口にするな」