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第１５話

　　「来ないし...」


昨日の晩が終わり、今日の朝。
雷門イレブンと女子蘭桜イレブンの２チームは、朝ごはんを食べ、練習を開始しようとしていた。
だが...

　美「美紗が来ない...」

そう、蘭桜イレブンのエースストライカーである、蘭桜美紗が練習が始まっても来なかったのだ。
美弥日は、美紗に何かあったんじゃないかと
少し、そわそわした気持ちで、寮の方を見つめる

　月「美紗さん、来ませんね」

　葦「もー美紗、なにやってるのかなぁ」

蘭桜イレブンの皆は美紗が来ないことを、心配していたが、練習も始まってしまうため、美紗のことは諦めていた。

だが、そのとき..

　彩「美紗さんは居るでしょうか？」

この場に居るのは少し正しくない、お客が来ていた。

　美「理事長...」

美弥日、いや蘭桜イレブンは緊張感の余り、震えてしまっていた。
だが、雷門イレブンは何故こんなにも震えるのかがわからず、
ただお客が誰かと、思っているだけだった。

　円「なあ、だれだ？あの人」

　紅「蘭桜学園高等部の理事長...蘭桜彩だ。
　　　美紗の母親だ。」

　円「蘭桜の...」

円堂は一度、彩の顔を見つめると、直ぐに彩の目の前までいった。

　円「初めまして!雷門中学校サッカー部のキャプテン、円堂守です!
　　　よろしくお願いします！」

彩の目の前まで行き、笑顔で挨拶するが、彩は無関心で、冷めた顔をしていた。

　彩「美弥日さん」

　美「は、はい!」

　彩「美紗さんを今すぐ連れてきてちょうだい。」