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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 絵描き世界の短編集(星のカービィ) ( No.23 )
- 日時: 2011/05/16 20:50
- 名前: グレイ ◆Qk0AOa1nlU (ID: Z7zUYNgK)
「か弱き者を守り、導くが我の定め・・・」
そう彼女は言った、でも僕はどうしてそう言うのか聞いてしまった。
「決まってるんだよ、だって僕は星の戦士だから。」
当たり前なの?そうなの?でも君は本当にそう思ってるの?
「しょうがないんだよ、マルク。」
そう言って笑ってたけど、どこか遠くを見ているよう・・・
「・・・どうせ、君と僕は同じなのサ。」
「?どういう意味?」
また彼女は無邪気に聞いてきた。
「つまり、戦いたくなくても周りや自分の中に潜む闇を抑えられないところが似てるんだよ、僕らはサ」
「そうなのかぁ・・・」
君だって本当は気付いてるんじゃないかな?
「じゃあ、何で君は戦うのサ。」
「か弱き者を守り・・・」
「その答えはもう聞いたのサ。」
「う〜ん・・・やっぱり分からないなぁ・・・」
「そこは皆悩むのサ、答えが出るまでずっと。」
「そうなのかなぁ・・・」
「そうなのサ。」
「じゃ、マルクは何のために戦うの?」
彼女はそう僕に笑顔で聞いてきた。
「ぼくは・・・まだ答えは出てないのサ。」
「やっぱむずかしいんだ。」
「うん。」
そんな風に言ったけど、本当はもう出てるのかもしれないんだよ、答え。
ーぼくは僕にとって1番大切な君のために戦うのサー
7,戦う意味 END
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