二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 絵描き世界の短編集(星のカービィ)参照100突破! ( No.71 )
日時: 2011/05/29 09:47
名前: グレイ ◆Qk0AOa1nlU (ID: Z7zUYNgK)

「おーいマリエル!」

ただでさえ静かな屋敷に、さらに寒い静寂が響いた。

「居ないのかよ・・・ったく、スカーフィはマンビースとどっかに行っちまったし・・・」

愚痴をはいているのは、この屋敷の主人、テッドホーンだなにやら捜し物をしていたようで・・・

「あぁぁぁぁもぉぉぉぉ!苛つく!バブット!ペルー!」

今度は自分の声が帰ってきただけで、自分以外誰も居ないことが確認された。

「ったく・・・気が滅入る・・・ってこのセリフはハミングの口癖だったな。」

ハミングとは・・・まぁ、今度ヘルパー達のお話になれば会うことになるであろう。

「ほんとにあれは何処にいったんだ??彼奴にまた取られてなきゃ良いんだけど・・・」

そう言いながら、近くにあった棚を立っていた場所から動かずに持ち上げ、棚の中のものを取り出したが、そこに探していたものはなかったようでまた元に戻し、棚にしまった。

「あーっクソ!ゴーストメダルがねぇと、彼奴等呼び出せめぇんだよ!!」

苛々しながらも、隣の部屋に移動し、また棚を持ち上げ中のものを見ていた。

「だっさーwテッドだっさーw」

「!!!てめっ、カービィ!居たのかよ!!」

いつの間にか、ゴーストカービィになったカービィが自分の真後ろに居た。

「あはははは!!だっせーっだっせー!」

「くっ・・・彼奴いつか絶対にぶっ飛ばす・・・ん?」

目を凝らすと、カービィがメダルらしきものを持っていた、そのメダルにはゴーストの絵が描かれており・・・

「!てめ!ゴーストメダル返しやがれ!」

「やーだね!」

「ちょっ、待て!」


その後数分、テッドとカービィは屋敷の中で追いかけっこ(?)していた。

23、捜し物 END