二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 絵描き世界の短編集(星のカービィ)参照100突破! ( No.79 )
日時: 2011/05/29 20:38
名前: グレイ ◆Qk0AOa1nlU (ID: Z7zUYNgK)

「にぃ・・・」

簡潔に説明しよう、にぃは、迷子になっていた。

「にぃ・・にぃー!」

思いっ切り鳴いても返事をする人は居ない。

「にぃ!」

取り敢えず、周りを探索することにしたらしい。







いつの間にか神殿のような場所に居た。

「にぃ・・・」


「お、猫だ!」
「猫だな。」

「にぃ?」

なんか異様な雰囲気を出す人と、優しそうなシルクハットの2人に遭遇し、少し焦ってしまっている。

「おいで、別に何もしない。」

「こっち来いよー!」

「にぃ!」


メタにゃんは迷わず優しそうな人の所に行った。


「・・・良い子だな。」

「なんで俺の方に来なかったんだぁぁぁあ!?」

「にぃ。」

「変な雰囲気だからだって。」

「うぉい!?」

「にぃ!?」

「え、何で言葉が分かるのかって?それは所謂神様だからかな。」
「俺もだからなー!」

「にぃ。」

本当にそうなのか?みたいな眼差しでメタにゃんは2人を見た。

「マスターさん、クレイジーさん、主人が逃げました・・・あ、猫ですね。」

「え、タブー逃げた!?」

「はい、まぁ、すぐ捕まえます、それよりこの猫は?」

メタにゃんは主人より自分を優先して良いのかとか思ったが、まぁいいかと思った。

「多分迷い猫だ。」
「・・・そうですか・・・」

「にぃ♪」

優しそうな人から、女の人の所にジャンプして飛び移った。

「あ、懐いてくれました♪」

「いいなー!俺なんかこっち来てくれないんだけど!」

「ふしゃぁぁ!!」

「こっちくんな、だそうだ。」

「ひでぇ!!」

「どんまい、ですねw」

「影歌笑わないでぇぇぇ!!」

「ひでぶっ!!」

「あぁ、捕まえました。」
「ぐっ・・・遠距離操作で影虫を操り捕獲するとは・・・腕が上がったな。」
「お褒め頂きありがとうございます、では仕事にお戻りください。」

「嫌だ!」

「にぃ???」

突然は根が生えた変な人が、黒いところから現れたので、少し困惑している。

「ん?猫か、何だ盗んできたのか?」

「んな訳ねぇだろ。迷い猫だ。」

「そうか、でもこいつは本体だぞ、何か空間移動の術、もしくは飛べなくては鏡の国には来れないはずだろう。」

「にぃ??」

今度は何か小難しいことをいってきたので困惑している。

「え、そうだったのかよ!!」

「なんだ、クレイジーは気づかなかったのか?」

「・・・そんなわけねぇだろ!」

「にぃ。」

絶対気づいてなかっただろ、と言いたげな目で見つめる。

「・・・もしかすると、空間移動が可能な奴と住んでいる、もしくはよく会っていて、少しその能力が感染した、と考えられないか?」

「なるほど・・・私も経験ありますしね。」

「?影歌の影虫を操る力は元々だろう??」

「それは元からですが、亜空間を出すことも出来るんですよ、これはタブー様の近くに居ることが多いので感染した、と言うわけです。」

「にぃ・・・」

何かよく分からなくなっていた。

「・・・どこかで会いましたか?」

「?」

「どういうことだ?影歌??」

「いえ、思い違いでした。」


「にぃ・・・」

「あ、家に帰りたいのか?」

「にぃ!」

「そうか〜でも主人が分からn「失礼、創造神。」

いきなりフォルンが優しそうな人の上に落ちてきて、ふつーに着地、優しそうな人は地面に倒れてしまった。

「迎えに来たぞ、メタにゃん。」

「にぃ〜!(フォルーン!)」

「じゃあな、創造神、破壊心、禁忌、影虫の使い手、メタにゃんが世話になったな。」


そう言って、僕はいつもの家に帰ってきた。


26、迷子の迷子のメタにゃん END