二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: _恋果実を食べたプリンセス 〈inzm 11小説集〉 ( No.103 )
- 日時: 2012/03/18 21:57
- 名前: アーシェ (ID: ZGo4Gnz1)
- 参照: 恋愛逃避
「はぁ・・・今日も大変だな」
誰もいない事を確認して少女はそう呟いた
バイトは確かに大変だが毎日この時間夕暮れは誰も来ない
夜から来るのがすごく、今はゆういつの休憩時間だ、のはずだったのだが
ドアの開く音、あぁこんなじかんにめずらしいな、そう思ったその瞬間
顔の前に銃口が向けられた、頭の中がフリーズした、何が起こっているのかわからなかった
その後やっと理解した、強盗かなるほど、・・・コノ時間を狙ったか
金を出せといわれるだが今ある分を出すとまだあるだろうといわれる
そんなのバイトの私に言われても、と答えると右肩に鈍い痛みが走った、思わず座り込む
相手の男の方を見たときに背筋が凍りついた、相手の男がしている行動で
銃を振り上げている振り下ろそうとした
その瞬間私は目を瞑った、が、いたみをかんじない
どうやら次に着たお客さんが止めてくれたらしい、全員倒れてうめき声を上げている
三人の少年は話し出した
「イヤー物騒なもん持ってんよな、止めなかったらやばかったな」
「・・・しばっておいて武器を取り上げればいいだけの話だ」
「なにきみたちは自分の手柄のようにしているんだい?ボクのお陰じゃないか」
「「・・・・・おまえなにもしてないだろ」」
そんなやり取りが繰り返される、強盗たちも縛られているとはいえ最初の感想はコレ
「(コノ人たち騒がしい・・・・助けてもらったのはいいのに)」
「・・・・そうだった!おまえけがしてないか?」
「・・馬鹿チュ-リップ、怪我をしているから右肩庇ってるんだろう」
「あ、たすけてくださってありがとうございます」
「気にしなくていいよ、コノボクのおかげだから」
「・・・・申し訳ありません、三人に言うべきでしたね」
そんな中楽しいと思っている自分がいた普通では考えられないほど話が弾む
「アー!!サッカーか!だからみたことあるとおもった!」
「・・・なんかひどくないか・・・?」
「っておれらここに来た本当の理由忘れてるな、これと」
「・・・・・・コレと、これと、これ、わすれすぎだろうが」
「もういっかいいってみろ!爆発頭!」
「黙れチューリップ!」
「ボクは紙だよ!じゃなくて神だよ☆」
「「「・・・・・・・・・・・・・・」」」
「なぜだまりこむのかい?冗談に決まってるじゃないか」
そんな中遠くでパトカーの音が聞こえた
そろそろくるそうだ、すこしなごりおしい
「・・・俺ら帰るな、警察の事情聴取とかはお前が頼む」
「・・・・・・いやなんでですかね・?」
「・・・・・色々用事があるそういうことだ、また来る」
「あ、このつぎはまたなんかべつのかいにくるからね!」
「・・・ありがとうございます、では」
ドアの開く音少し悲しい空間、ふとレジのところを見ると三枚の紙とメモ
『コレ俺らの連絡先!事情聴取でなんかあったらここに連絡しろ!』
『ま、一応教えとくから困った事あったらコノボクに!』
『怪我酷いだろうから、病院にいけ、おだいじにな』
筆圧の強い殴り書き、そして端正な字、特徴のある丸文字に近い字
ふっとそれを見て心があったかくなった
まだこのバイト続けなきゃいけないな、と苦笑しながら