二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: _恋果実を食べたプリンセス 〈inzm 11小説集〉 ( No.92 )
- 日時: 2012/03/18 21:28
- 名前: アーシェ (ID: ZGo4Gnz1)
- 参照: 恋愛逃避
桜が舞う卒業式
無事に試合も終わってすごく楽しい日だった
俺には卒業式の後どうしても行きたいところがあった
俺の大好きなあの場所で、今までの事を思い出しながら
まだあの風景になる時間では全然ないけどいそいでいきたかった
足が今日はすごく軽い、走ると風が心地いい
もう壊れないよなと思いながら
「ついた・・・・!」
すこし、深呼吸をした、だけどその息はすぐに声となって出てしまった
なぜなら、意外な人物がそこで夕焼けを見ていたのだから
「あ、秋・・・!?」
その声に気づいたのかくるりと笑顔でふりむいた
あの日と変わらないきれいな笑顔で
めずらしいな秋がココで夕焼けを見てるなんて、と言ってみた
・・いつもみてたんだけど、きづかなかった?、なんて答えた
目を丸くして秋を見ると、おかしそうに、くすっとわらった
特訓してたから気付かなかったんでしょ?
確かにあの時は全然周りが見えてなくて、いやそれでも気付かなかった自分にボールを打ちこみたい
「やろうとおもうとすっごく一生懸命にするよね・・・」
「ま、まぁな。だって、サッカー部ないって知ったときすっげえ復活させたいって感じたし」
「・・・でもそれが実って試合できるようになったじゃない」
「でも一回戦、帝国とはほぼ、ボロ負けだったな」
「夏美さんもちょっと冷たかったよね・・・今はそんな事ないけど」
「それから勝ち進んで優勝の時は嬉しかったな!あーなけてきた」
「えぇ!ちょっとその説明でなけるって・・・」
「泣けるんだよ!」
わからないけどその時は本当に思いっきり泣けなかったから
今になってメッチャ泣きたくなった
そういや、一之瀬ともあったのはあのころだったな
・・・なんかすごいのおもいだした、ひとまずおいておく
「・・・でもそのあとエイリア学園きちゃっとよね・・」
「学校は壊されて自分達は戦っていかなくちゃいけなかった」
「・・・・・」
「あの時は本当に辛かった、俺の中で一番・・・」
「円堂くん・・・・」
「豪炎寺もぬけて、風丸もぬけて・・・仲間が離れていった」
「で、でもそのおかげでいろんな人にであったり、もどってきたじゃない!」
「・・・そうだけど、やっぱりいちばんつらかった」
あの時に感じたむなしさがまたもどってきた
あの時救ってくれたのは誰だっけ・・・あれ?
そうだ・・・そうだった・・・
「でもその後何もかも終わってフットボールフロンティアインターナショナル!」
「メッチャ楽しかったな!みんなにもあえたし・・」
「だよね!色んな事件も沢山会ったけど」
「じいちゃんが生きてるって知ったときはびっくりしたけどな!」
「それでびっくりしなかったらすごいよ」
「本当に楽しかったな!」
「・・・・今日の試合より?」
「決められないなぁ・・・どっちもやばいっ!」
「サッカー高校にはいってもやるんでしょ?」
「もちろん!」
「そういえば次のサッカー部のキャプテンって栗松くんでしょ?」
「そうだ!ぜったいやってくれるっ!」
「そのつぎは・・・虎丸くんかなぁ?」
「・・・・でも絶対エースストライカーにはなるよな!」
二人で笑いあった、そしてしみじみとおもいだす
あの日、初めてサッカー部を作るのに協力してくれた子
あの日、技を完成させるために自ら協力してくてた子
あの日、FFでずっと最初から支えてくれた子
あの日、旅立つときも弱音を吐かず頑張ってくれた子
あの日、俺を闇から救ってくれた子
あの日、世界へ行く時も支えてくれた子
あの日、試合で悩んでも応援してくれた子
あの日、いやいつの日も支えてくれた、笑顔にさせてくれた子
秋がいたからこんなに楽しい仲間と一緒に入れたんだ
今となってコノ気持ちがいえる
「秋、おれずっと好きだったよ、ずっと俺を支えてくれた大切な人だから」