二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 第七十八話 水龍と不死鳥 ( No.210 )
日時: 2012/11/16 19:11
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: 9pFPYMWe)

「よっしゃ行くぜ! ラグーン、捨て身タックル!」
「スピードで勝つぞ! ゴルドー、神速だ!」
ゴルドーは特性の石頭も生かし、捨て身の体当たりをかます。
だがゴルドーは一瞬にしてラグーンの側面へ移動、さらにそこから猛スピードで突撃し、ラグーンを横から攻撃して吹っ飛ばす。
「流石神速、速えな。ラグーン、龍の波動!」
「勿論だ! ゴルドー、龍の息吹!」
ラグーンは龍の力が凝縮された波動を、ゴルドーは龍の力が込められたブレスを放つ。
これは波動の方が強く、ブレスで威力を弱めたものの、ゴルドーは波動の直撃を喰らう。
「ゴルドー、エアスラッシュ!」
それくらいではゴルドーは止まらない。羽ばたいて無数の空気の刃を放つ。
「この数は…いや、ラグーン、ハイドロポンプ!」
ラグーンは大量の水を噴射する。
全ての空気の刃を打ち消すことは出来なかったが、それでもほとんどの刃を消滅させ、残ったものは回避する。
「ゴルドー、神速!」
そこにすかさずゴルドーが超スピードで突っ込み、ラグーンに激突。
「さらに龍の息吹!」
そして間髪入れず、ゴルドーは龍の力が込められたブレスを放つ。
「うおっと危ない! ラグーン、避けろ!」
だがラグーンは咄嗟に跳び上がってブレスを避ける。
「さあ反撃だ! ラグーン、捨て身タックル!」
上空から、ラグーンは頭を下げて急降下、守りを捨ててゴルドーに突撃。
今度は命中した。捨て身タックルは非常に高威力の技、効果抜群でなくともゴルドーは吹っ飛ばされ、かなりのダメージを負う。
「こいつで決まりだ! ラグーン、ハイドロポンプ!」
ラグーンは大量の水を噴射し追撃、止めを刺そうとする。
しかし間一髪でゴルドーは体勢を立て直し、大量の水を避ける。
「エアスラッシュ!」
そして激しく羽ばたき、無数の空気の刃を放つ。
ハイドロポンプを放った直後でラグーンは咄嗟の行動が出来ず、無数の空気の刃の直撃を受けた。
「やるな。ラグーン、龍の波動!」
キラはいつでも薄い笑みを崩さない。
ラグーンはまだ何とか起き上がり、龍の力が込められた波動を放つ。
「ゴルドー、火炎放射!」
対してゴルドーは灼熱の炎を放ち、波動を相殺する。
「よっしゃ! ラグーン、捨て身タックル!」
「激突だ! ゴルドー、神速!」
ラグーンは守りを捨てて全身全霊で突進、ゴルドーは超スピードで突撃。
お互いに思い切り激突し、競り合うが、やがてお互いに思い切り吹っ飛ばされる。
双方木の幹に激突し、お互いに力尽き、倒れてしまう。
「くっ、ありがとうゴルドー。休んでてくれ」
「ラグーン、よく頑張った。ゆっくり休んどけ」
お互いにボールにポケモンを戻す。
「今のところ、互角ってところだな」
「そうだな。まだまだここからだ」
そして、お互いに次のボールを取り出す。
「ロップル、頼む!」
「出て来い、ファントマ!」
レオのポケモンはロップル。
対するキラのポケモンは、紫の不定形の体を持ち、体の周りに紫色の小さい無数の炎をまとわり付かせたポケモン。
ファントマ、幻影ポケモン。ゴーストタイプにも見えるが、炎単タイプだ。
「さあ、もう始めるぞ。ファントマ、熱風!」
ファントマは大口を開くと、煮えたぎる熱い息を吐く。
「かわせないか…ロップル、耐えてくれ! 瞑想だ!」
ロップルは精神を研ぎ澄ませ、特殊能力を高める。
熱風を浴びるが、特防も上がっているため、ロップルは熱風を耐え切る。
「よし、反撃だ! ロップル、シャドーボール!」
「そんなら、こっちだって! ファントマ、シャドーボール!」
ロップルは影の弾を作り上げ、ファントマ目掛けて放つ。
ファントマも口を開き、その口から影の弾を放つ。
これは瞑想で特攻が上がっているロップルのシャドーボールの方が強く、ファントマに影の弾が命中。
だが、ファントマは先程と特に変わらない表情で、相変わらず浮かんでいる。
「こいつが一番高いのはずばり特防だ。その程度の攻撃じゃ、こいつは倒せないぜ」
キラは相変わらず薄ら笑いを浮かべながら言う。
「そうかよ。ロップル、もう一度瞑想!」
ロップルは再び精神を研ぎ澄ませ、特殊能力を上げる。
「ファントマ、ヘドロウェーブ!」
ファントマはヘドロの波を発射するが、
「ロップル、サイコキネシス!」
ロップルは念動力でヘドロの波を止め、逆に送り返す。
だが、やはりファントマのダメージは少なそうだ。
「こいつでどうだ! 気合玉!」
今度はロップルは気合を凝縮した弾を放ってファントマを攻撃。
だがこれも同じだ。ファントマの体に大したダメージは無い。
「言ったろ。こいつは特防が高いってな。ファントマ、熱風!」
ファントマは大口を開き、煮えたぎる熱い息を吐く。
ロップルは熱風を浴びるが、先程の瞑想の効果で耐え切る。
「続けてシャドーボール!」
「ロップル、こっちもだ!」
お互いに影の弾を放つ。
ロップルのものが打ち勝つが、それを見越してかファントマは二発放っており、シャドーボールは相殺される。
「くっ、厄介だな…」
特殊技しか攻撃手段を持たないロップルにとって、このファントマはかなりの強敵、難敵だ。



レオ対キラ、二話目です。ゴルドーとラグーンのバトルは前半で早めに決着、そしてキラの新メンバー、ファントマの登場です。それはそうと、最近ポケモン小説増えてますね。嬉しい限りです(何様だよ)。さて、まあ次回も続きです。それでは、次回もお楽しみに!