二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 第八十話 漆黒の鎌 ( No.216 )
- 日時: 2012/11/16 20:44
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: Dj5QpmsJ)
先に動いたのはレオとバフォットだった。
「バフォット、メガホーン!」
バフォットは角を突き出し、ディザソル目掛けて突進。
「ディザソル、こっちもだ!」
ディザソルもバフォットのように角を構えて突進する。
お互いの角が激突、しかしバフォットの方がほんの少し強かった。
ディザソルは吹っ飛びこそしなかったが、バフォットに押され、後退する。
「バフォット、追撃だ! メタルブラスト!」
バフォットは多量の鋼エネルギーを撃ち出す。
「ディザソル、一旦避けろ!」
反撃は難しいと判断し、キラはディザソルに回避を指示し、ディザソルはジャンプして鋼エネルギーをかわす。
「岩雪崩だ!」
そしてディザソルは虚空から無数の岩を落とし、バフォットにぶつける。
しかも、岩はバフォットを覆い、その動きを止めてしまう。
「バフォット、地震だ!」
しかしレオは冷静だった。
バフォットは地面を大きく揺らし、動きを封じていた岩を破壊し、威力は弱まったがディザソルにもダメージを与える。
「流石にバフォットにこの戦法は効かねえか。ディザソル、辻斬り!」
「バフォット、ぶち壊す!」
バフォットは万物を破壊する勢いでディザソルに激突するが、ディザソルは体を横にそらして避け、すれ違いざまに鎌でバフォットを切り裂く。
効果今一つが重複しているので、ダメージはそう多くない。
「よっし、岩雪崩だ!」
ディザソルはもう一度虚空から無数の岩を落とす。
「バフォット、破壊だ! メタルブラスト!」
バフォットは上方へ鋼エネルギーを撃ち出し、岩を全て粉砕するが、
「メガホーンだ!」
その隙を逃さず、ディザソルの角の一撃がクリーンヒットし、バフォットの体勢を大きく崩す。
「もう一度メガホーン!」
「くっ、バフォット、地震!」
もう一度ディザソルは角を構えて襲い掛かるが、バフォットは体勢を崩しながらも地面を揺らして衝撃波を起こし、逆にディザソルを吹っ飛ばす。
「バフォット、メタルブラスト!」
「ディザソル、辻斬り!」
バフォットは追撃の多量の鋼エネルギーを撃ち出すが、ディザソルは紙一重の動きでそれを避けながらバフォットに接近し、バフォットを鎌で切り裂く。
「辻斬りなら怖くないぞ。バフォット、メガホーン!」
バフォットは角を構えてディザソルに突進。
「よし、こっちもだ!」
ディザソルも角を構え、バフォtットを迎え撃つ。
やはりバフォットの方が若干強い。ディザソルは押し戻される。
「ぶち壊す!」
すかさず追撃に出るバフォット。思い切りの力で激突し、ディザソルは吹っ飛ばされる。
だが、まだディザソルは立ち上がる。
その時だ。
「来たぜ。やっと発動だ」
キラが口を開く。
「来た…?」
だがレオには何のことか分からない。ディザソルの特性は、体力が減ると発動する特性ではないはずだ。
「ああ、来たさ」
キラは不適に笑い、
「俺のディザソルは少し怒りっぽくてな。キレた時にだけ使える技があるんだよ」
そして、キラがその技を指示する。
「ディザソル、怒りの炎!」
ディザソルは大きく叫ぶと、怒りに任せて燃え盛る炎を発射する。
「何ッ!? バフォット、メタルブラスト!」
バフォットは多量の鋼エネルギーを撃ち出すが、怒りの炎に飲み込まれ、バフォットも炎に巻き込まれる。
炎が通った後には、雪が溶け、土が露わになっていた。
バフォットはぎりぎりで耐えていた。が、
「こいつで止めだ! メガホーン!」
すかさずディザソルの角の一撃が襲い来る。
メガホーンに吹っ飛ばされ、バフォットは戦闘不能となった。
「ありがとうバフォット、休んでてくれ」
レオはバフォットをボールに戻す。
「流石キラが育てたポケモン、強いな…」
「まあな。ポケモン育成には自信があるからな」
そうか、とレオは返し、五つ目のモンスターボールを取り出す。
「頼む、ハンタマ!」
レオの五番手は、久しぶりの登場となるハンタマ。スミレ戦以来だ。
ハンタマはじっとディザソルを睨みつけ、威嚇する。
「っし、ディザソル、岩雪崩!」
ディザソルは虚空から無数の岩を落とす。
「ハンタマ、マッハパンチ!」
ハンタマは持ち前の俊敏な動きで岩を次々とかわすと、一気にディザソルの目の前まで一気に接近、拳でディザソルを殴り飛ばす。
「やっぱ効かねえか…これを対策と呼ぶのが間違ってたか? ディザソル、辻斬りだ!」
ディザソルはすかさず反撃に出る。一瞬でハンタマへ接近し、鎌でハンタマを切り裂く。
ハンタマは避けたが、鎌がハンタマを掠めて当たった。
「怒りの炎!」
ディザソルは怒りに任せて燃え盛る炎を放つが、
「ブレイズキックだ!」
ハンタマは炎を潜り抜け、足に炎を灯し、思い切りディザソルを蹴り飛ばした。
「っ、ディザソル!」
ディザソルは地面に落ち、戦闘不能となって倒れていた。
「ふう、よくやったよディザソル。休んどけな」
キラはディザソルを労い、ボールに戻す。
「さて、俺はラグーンを取っておくべきだったな。ハンタマに勝てそうなのはラグーンかタテボーシくらいしかいねえが…まあいい。出て来い、マカドゥス!」
キラの五番手はマカドゥス。
その瞬間、ハンタマとマカドゥスの目つきが変わる。
この二体、ウチセトビッグブリッジで引き分けた因縁を持っているのだ。
「そっか。こいつら、前戦ってるんだったな」
「なら、絶対に負けられねえよな、なあマカドゥス」
「こっちも負けられないぞ。行くぞ、ハンタマ」
マカドゥス、ハンタマ。因縁の二体が、睨み合う。
今日地球滅亡(笑) もうすぐ今日終わりますけどね。今回はキラのディザソルがバフォットをも下しますが、ハンタマに敗北し、因縁の二体のバトルフラグです。今更ですけど、俺の執筆の仕方はとあるライトノベルの作者の執筆の仕方を参考にしています。さて、次回も続き。あと二、三回でこのバトルも終わるかな。それでは、次回もお楽しみに!