二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 第九十四話 猛獣の再来 ( No.242 )
- 日時: 2012/11/17 18:58
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: Dj5QpmsJ)
「よーし、勝負かけようか。任せたぞ、リーテイル!」
「さあここからよ! お願いね、ググズリー!」
レオはエースのリーテイルをここで出す。リーテイルで一気に抜ききる作戦だ。
チヅルのポケモンはググズリー。高いパワーを持つ強敵だ。
「リーテイル、まずはエアスラッシュ!」
リーテイルは羽ばたいて空気の刃を飛ばす。
先ほどのコクジャクのように大量には飛ばせないが、連続で羽ばたくことでそれなりの数を放った。
「こんなもの! ググズリー、インファイト!」
だが、ググズリーは怒涛の連続攻撃で迫りくる空気の刃を片っ端から砕いていく。
「ちっ、リーテイル、生い茂る!」
リーテイルは植物を瞬間的に成長させ、ググズリーの動きを止める。
「ドラゴンビート!」
そしてリーテイルは龍の心臓の鼓動のような音波を放ち、ググズリーを攻撃。
「うー、ググズリー、脱出よ! 引きちぎって!」
「脱出したけりゃ助けてやるよ! リーテイル、エアスラッシュ!」
リーテイルは羽ばたいて空気の刃を放ち、ググズリーに絡みつく蔓ごとググズリーを切り裂く。
「手伝ってくれてありがと! これはお礼よ、ググズリー、ぶち壊す!」
ググズリーは地を蹴ってリーテイルへまっしぐらに飛び、渾身の力でリーテイルを殴り飛ばす。
「随分と手荒い謝礼だな。リーテイル、立て直せ! リーフブレード!」
リーテイルは猛スピードでググズリーに接近し、すれ違いざまに尻尾の葉でググズリーを切り裂く。
「怯んじゃだめよググズリー、インファイト!」
ググズリーは体勢を大きく崩すも、何とか立て直してリーテイルの懐に飛び込み、怒涛の連続攻撃を放つ。最後に渾身の蹴りでリーテイルを吹っ飛ばす。
「くっ、効果今一つの割に、そこそこ効いてるな…」
それだけググズリーのパワーが強いということだろう。
「リーテイル、エアスラッシュ!」
リーテイルは羽ばたいて空気の刃を飛ばすが、
「無駄無駄! ググズリー、インファイト!」
ググズリーは怒涛の連続攻撃で、空気の刃を全て打ち砕く。
「なら、やっぱこれだな。リーテイル、生い茂る!」
「同じ手は喰らわないよ! ググズリー、地震!」
リーテイルはもう一度ググズリーの足元から植物を発生させるが、それと同時にググズリーは大きく地面を揺らし、植物の成長を止める。
「この隙さえあれば十分だ! リーテイル、リーフブレード!」
リーテイルは飛行タイプ故、地震は効果がない。
地震を放っている途中なのでググズリーは避けられず、リーフブレードの直撃を受けた。
「まだよ。ググズリー、ぶち壊す!」
ググズリーはすぐさまリーテイルを追い、渾身の拳でリーテイルを思い切り殴る。
「インファイト!」
守りを捨て、さらにググズリーは追撃の姿勢を取る。
「喰らってたまるかよ! リーテイル、生い茂る!」
リーテイルは植物を急成長させて、今度はググズリーの動きを封じる。
「ドラゴンビートだ!」
続けてリーテイルは龍の鼓動のような音波でググズリーを攻撃し、
「エアスラッシュ!」
止めに連続で羽ばたき、無数の空気の刃で蔦ごとググズリーを切り裂いた。
エアスラッシュは効果抜群、インファイトでの防御力低下もあり、ググズリーはこれで戦闘不能となってしまう。
「レオのエースには敵わないなー。ググズリー、よく頑張ったね」
チヅルはググズリーを労い、ボールに戻す。
チヅルが言った通り、リーテイルが終始押していた。
「流石はレオのエース、そう簡単には勝たせてくれないね」
「当たり前だろ。もしこいつが圧倒的に負けたら僕の勝てる相手じゃないってことだ」
ザントが良い例である。
「じゃ、私の五番手! 行くよ、ボルトック!」
チヅルの五番手は、黄色い体にところどころ紫の体毛を持つ、オオカミのようなポケモン。
ボルトック、電撃ポケモン。電気タイプだ。
「強そうなのが出て来たな。リーテイル、ドラゴンビート!」
「ボルトック、十万ボルト!」
リーテイルは龍の鼓動のような音波を放つが、ボルトックは強烈な電撃を放って音波を相殺し、
「ダイヤブラスト!」
青白い結晶のような光線を放つ。
光線は当たると爆発し、リーテイルを吹っ飛ばした。
ダイヤブラストは岩技なので、効果は抜群。かなりのダメージだ。
さらに、
「ダークリゾルブ!」
ボルトックは闇のオーラに体を包み込む。
次の瞬間、そのオーラがリーテイル目掛けて襲い掛かる。
「あれは…リーテイル、エアスラッシュ!」
リーテイルは空気の刃を連続で放ち、少しずつ闇を削ぎ落とす。
しかし、全ては消せなかった。残った闇のオーラがリーテイルに襲い掛かり、体力を蝕む。
「くっ…でもダークリゾルブは自身が毒になる。こっちも十分勝機があるさ」
しかし、
「残念だね」
チヅルは、ピンク色の木の実を取り出す。
「これはモモンの実。とっても甘いし、解毒の効果があるんだ」
ボルトックはモモンの実を一口で飲み込む。ボルトックの毒状態が治った。
「さあ、これで状態は元通り。十万ボルト!」
「くっ、ドラゴンビート!」
ボルトックは強烈な電撃を、リーテイルは龍の鼓動のような音波を放つ。
威力は互角で、お互いに相殺される。
「なかなかの強敵だな…」
この勝負、まだまだどっちに転ぶか分からない。
やっぱキーボードって楽! 携帯の更新の後にPCで更新するとめっちゃ楽です。さて、今回はチヅルの新ポケ、ボルトックの登場。設定ではチヅルの手持ちナンバー2の強敵です。ちなみにレオの手持ちナンバー2ハフィニクスとなっております。あと、俺は最近、携帯の写真をネットにUP出来るサイトを見つけました。これはどうでもいいか。さて、次回も続きですね。あと二回くらいで決着かな。それでは、次回もお楽しみに!