二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— 至急、オリキャラ求む!! ( No.53 )
- 日時: 2011/09/10 18:02
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
STAGE3 〜運命の導き〜
それは、ある依頼が終わった帰り道のこと。いつもの5人(4人と1匹)+リュナというメンバーだった。
きっかけは、ナツのこの一言。
「ん?なんか変わった店があるぞ?」
ナツの視線の先には、明らかに怪しい紫色のテント。テントの生地にラメが入っているのか、キラキラ光っている。入ロの上に、「タイムトラべル」と書かれた看板。
こんな人気のない山道で、ポツンと建っている存在自体が怪しい。
「こんな店あったっけ?」
「私、昨日ここ通りましたけど、こんなお店なかったですよ。」
「怪しーな。」
「オイラ、絶対嫌な気がする。」
「同感だ。」
色々と議論して、「入る=危険」という結論に辿りついた時だった。
全ての苦労をぶち壊しにするような行動を、ナツがした。
「入ってみりゃー分かるだろ。」
というテキトーな思想で、堂々と敵陣に踏み込んで行ったのである。
「ちょっと、ナツっ!??」
「あいつは何を聞いてたんだ?」
とはいえ、一度入りかけた店を出るような、失礼な真似はできず(リュナがそう熱論した)、仕方なくルーシィ達は中に入っていった。
☆★☆
テントの中は、ますます怪しげだった。変な骨や、異臭を放つ液体が、所狭しと並んでいる。
ルーシィが、藍色の液体が入っている、ドクロマークのシールが張られたフラスコに手を伸ばした時だった。
「そこの、君。あまりペタペタ触らん方がいいぞ。爆発するかもしれんでな‥‥‥」
唐突に、しわがれた、低い老女のような声が聞こえた。慌てて辺りを見回すと、テントの丁度中央に、人がいた。
身長は1mくらい。真っ黒なローブを着て、フードを深く被っている為、顔はほとんど見えない。だが、フードの隙間から、桃色の髪がチラチラと覗いている。
その人が、また口を開いた。
「わたしは、アブリル・アムレディア。『タイムトラベル』の主。
そなた達は客であろう?一回の鑑定料は30万ジュエル———」
アブリルの説明が終わるか終らないかのうちに、ナツが出口に向かう。
「帰るか。」
同意だ。こんなに怪しげな場所で、楽しいことなんかに出会う確率は極めて低い。
皆‥‥ハッピーまでもがそう感じ、ナツに続いて出口に向かう。
慌てたのはアブリルだ。
「ちょーーっと待ったぁっ!!!」
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— 至急、オリキャラ求む!! ( No.54 )
- 日時: 2011/09/10 19:09
- 名前: エミル (ID: HZjgBtCK)
- 参照: http://www.oi-mori.com/bbs7/index.cgi?mode
オリキャラこうしんしま〜す
☆投稿用紙☆
<名前 レイ・ルチル
<性別>男
<歳>6歳
<性格>すこしおどおどした感じ二重人格一つがおどおど二つ目は荒々しくなる
<好きなもの>普通の時安全な場所荒々しい時血(グロ・・・)
<嫌いなもの>普段怖い場所・人荒々しい時刀とか武器嫌い
<顔・髪の容姿>青い髪ふだんから顔は泣き目
<服装の容姿>白い半そでに半ズボン
<刺青・アクセサリーなど(あれば)>
<魔法の名前>竜絶破壊魔法(ドラゴンブレイク)
<魔法の主な効果>竜の力を憑依して戦う(力・防御・スピードなどが強化される)
<魔法を使った技&効果>ドラゴンクロー(腕にドラゴンの爪を憑依して攻撃する)効果ドラゴンの力なので普通の魔道士が食らうとかなり大変
<サンプルボイス>「あの・・ぼくは・・レイ・ルチルです・・よろしくお願いします・・・」
「俺の名はレイ・ルチルだ!!覚えておけ!!」
<備考>
こんなかんじです
ナツとかがいるならドラゴン系の魔法があると面白いかもと思いつくりました(ぼくの小説にもでてます)
よろしくお願いします
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— 至急、オリキャラ求む!! ( No.55 )
- 日時: 2011/09/11 15:51
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
二重人格キャラですね!
ってか6歳って‥‥超可愛いじゃないっスか!!荒っぽくなるきっかけってありますか?(悪口を言われたらキレてそうなるとか‥‥)
ドラゴンの力を憑依‥‥‥格好いいです!!
ナツやリュナにしたら、手ごわそうな敵です。
P.S
たった数日でこんなに集まるなんて‥‥皆さん感謝です!
オリキャラは、あと一週間くらいで締切です。
来週の日曜には結果発表になる‥‥かな?
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— 至急、オリキャラ求む!! ( No.56 )
- 日時: 2011/09/12 18:20
- 名前: エミル (ID: HZjgBtCK)
- 参照: http://www.oi-mori.com/bbs7/index.cgi?mode
戦闘時とか自分の意思で人格を変えることができますよ!
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— 至急、オリキャラ求む!! ( No.57 )
- 日時: 2011/09/12 18:38
- 名前: マルタ (ID: HZjgBtCK)
- 参照: http://www.oi-mori.com/bbs7/index.cgi?mode
それじゃあオリキャラ投下しま〜す
☆投稿用紙☆
<名前>カイ・ルックス
<性別>女
<歳>14歳
<性格>男っぽくて自分のことを俺と呼ぶ、負けず嫌いで何かに熱中するととまらないタイプ、意外と初対面の人には緊張する
<好きなもの>辛い食べ物
<嫌いなもの>冷たいもの
<顔・髪の容姿>髪の色は茶色で顔は一目見ただけじゃいい男としか思わない
<服装の容姿>いつも帽子をかぶっていて赤いジャケットに少しダボッっとしたズボンをはいている
<刺青・アクセサリーなど>手首に黒いリストバンドをつけている
<魔法の名前>星霊憑依、鍵がなくても星霊を呼び出すことができる、(憑依は相手に触らないとできない)
<魔法の主な効果>敵の星霊でも憑依ができ相手の星霊に乗り移った場合相手の魔力が少しずつ減っていく
<魔法を使った技&効果>相手の魔力が徐々に減っていきやろうと思えば消すこともできる
<サンプルボイス>
「俺はカイだ、よろしく」
「俺のことを怒らせたことを後悔しろ!死ね!」
<備考>なし
自分自身が男っぽいんで作ってみました!おねがいしま〜す!
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— 至急、オリキャラ求む!! ( No.58 )
- 日時: 2011/09/13 18:53
- 名前: cyclone ◆M5vQG7kANk (ID: wjb9BM.y)
よぉ!
俺もオリキャラ・・・と行きたいところだが今日は時間がねぇ
明日に投稿するから待ってて!
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— 至急、オリキャラ求む!! ( No.59 )
- 日時: 2011/09/17 16:46
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
マルタさん>
俺っ娘キャラ(自分を俺という女子)ですね!
な‥‥‥なんかこの子‥‥‥タイプかも//容姿が//←意味不
好きなものが辛いものってことは、甘いものは苦手っぽいな。うん。
アイスクリームとか苦手そうですねww
cycloneさん>
明日が期限です(たぶん午後2〜3時)っ!!できるだけ早くおねがいしますね。
待ってます!
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— 至急、オリキャラ求む!! ( No.60 )
- 日時: 2011/09/18 15:35
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
☆オリキャラ結果発表☆
‥‥‥‥と行きたいとこなんですが‥‥‥
皆様のキャラが素晴らしすぎて(号泣)
「今回は心を鬼にして二人に決めるぞー!!」とか思ってたくせに、決められませんっ
本当に勝手ですみません。
オリキャラは、皆様が一生懸命考えてくださったと思うんですね。
もしそうでなくて、適当に考えた方がいたとしても、この小説の為に時間を費やしてくださっただけでも、本当にうれしいんです。
見たことのない人にでも、人は優しくできるんだな〜‥‥って、ちょっと感動したり。
なので、ちょっと変更します。
今やっている「運命の導き」編が終ったら、リュナの過去編をやろうと思っていたんですね。
その過去編で、今回募集したオリキャラを使わせていただこうと思っていました。
いや、過去編のオリキャラは決めたんですが、残ったオリキャラ達を使わずに捨てるなんて、どうしてもできなくて‥‥‥
これからも絶対に敵キャラが不足すると思うんです←現にそうなっている
なので、これから不足する度に、今回募集したキャラをランダムで使わせていただこうと思うんです!
ランダムっていうか、私が考えたストーリーにピッタリ合うキャラを選びます。いつかは全員使います。
使うことになったら、事前に予告しますので、暇な時に見に来てくださいね!
オリキャラ募集は終了します。本当にありがとうございました!
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.61 )
- 日時: 2011/09/18 18:16
- 名前: マルタ (ID: HZjgBtCK)
- 参照: http://www.oi-mori.com/bbs7/index.cgi?mode
小説内容がまたおもしろいね!更新がんばれ!
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.62 )
- 日時: 2011/09/19 14:12
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
ありがとうございます!
はい。できるだけがんばります^^
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.63 )
- 日時: 2011/09/19 15:24
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
アブリルが、先ほどの老女の声とは対照的な、元気な声で叫んだ。
驚くほど素早い動きで、ナツ達の前に立ち塞がる。反動でフードがハラリと脱げた。
まだ幼い少女だ。
軽くカールしている桃色の髪は、アブリルの丸い輪郭を引き立たせている。
気の強そうな深紅の瞳は、挑むようにナツを睨んでいた。怒った顔をしていなければ、かなり上のランクに入る、可愛らしい少女だった。
「なんだよ。」
「なんで帰るのよ!アブリルちゃんの占い、聞いて行きなさいよ!!」
自分のことを名前で、しかも、ちゃん付けで呼んでいることは、あえて触れないでおこう。
「だって、いかにも怪しいじゃんかよ。」
ナツ。そのことには、入る前に気づいてほしかった。
アブリルは、噛みつくような視線をナツに向ける。
「どこが!?」
「まず、なんであんな変な喋り方してたんだ?」
「あれは‥‥‥演出よ!こんな小さい子供が占いしてたら、お客さん帰っちゃうかもしれないじゃない!!だから、怪しげな雰囲気出してたの!
これでいいでしょ!?さぁ、さっさと占い受けていきなさい!!!」
「30万ジュエルも持ってねぇ。」
「あぁ〜!もう!!わかったわよ!!タダ‥‥タダにしてあげるわよ!!!」
どうやら、何がなんでも占いを受けてほしいらしい。
こうなったら、やるまで帰してくれなさそうだ。
全員が諦めたようにため息をつくのを見届けると、アブリルはニヤッと笑って、テントの中央に戻った。
☆★☆
「じゃ、占いを始めるわよ。」
アブリルは改めて言い、フードを再び深く被った。
まだ演出をしていたいらしい。
「占いって、何をするの?」
ルーシィが聞いた。
占いといっても、色々あるのだ。恋占い、前世占い‥‥‥何百年も前から、数えきれないほどの占いが誕生している。
「アブリルちゃんは、運命を占うの。今日、アブリルちゃんがここに店を開いたのも運命。あなた達が偶然ここを通って、この店を見つけたのも運命。全ては、あなた達が生まれるずっと前から決まっている運命なの。」
「‥‥‥?」
「アブリルちゃんのカード達は、神が決めた運命を見せてくれる。運命へと、あなた達を誘う。」
アブリルが、カードを空中へ放り投げた。その数、実に数百枚。
たくさんのカードは、木の葉のようにヒラヒラと地面へ待っていく。
だが、一枚だけ‥‥‥重力に逆らって空中で停止しているカードがあった。
そのカードに、ゆっくりと文字が浮かび上がった。
カードに書かれているのは、「×714年」。今から70年前の年号。
「残ったカードが、あなた達の運命。
良いものか悪いものかは、アブリルちゃんは知らない。」
空中で停止していたカードが、キラキラと光を帯び始めた。
オーロラのような光で、テントの中は眩しくなる。
「アブリルちゃんができるのは、あなた達を見送ることだけ。
あなた達の行く先に、幸運あれ。
さぁ、行ってらっしゃーい!!」
アブリルがそう言って、にこやかに手を振るのと同時に、ルーシィ達は光に飲まれて行った。
やがて光が引くと、ルーシィ達の姿は消え、アブリルだけが残っていた。
「これは使命よ。悪く思わないでね。
でも、この使命に失敗すると、あなた達のギルドは‥‥‥‥フェアリーテイルは‥‥‥‥‥」
アブリルは、静かになったテントの中で、独り言を呟いていた。
その瞳には、先ほどの強い光はなく、弱々しく輝いている。
「でも、アブリルちゃんは信じてるよ。あなた達のギルドの絆は、永遠に折れることはない。」
アブリルがギュッと拳を握った時だった。
アブリルとテントが、霧が引くように、ゆっくりと消えた。
陽は、もうすぐ沈もうとしていた————
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.64 )
- 日時: 2011/09/19 17:42
- 名前: ★HITOMI★ (ID: H6c/o5GF)
やっぱり面白い!あ、すいません元『アリス』です。名前変えました。
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.65 )
- 日時: 2011/09/20 21:14
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
★HITOMI★さん>
お名前、なんだか可愛くなりましたね!
面白いなんて‥‥‥‥あぁ〜‥‥‥‥すっごくうれしいです!!
アブリルは、今後に深く関わってくる、謎のキャラにする予定です(たぶん)
あ、ついいつもの「ホメられると調子にのってネタバレする」という悪いクセがwww
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.66 )
- 日時: 2011/09/20 22:07
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
「うぅ〜‥‥‥いたた‥‥‥」
ルーシィは、頭を押さえながら起き上がった。
どこかで頭を打ったらしい。
「‥‥‥ここ、どこ?」
目の前には、知らない街が広がっていた。
知らない街‥‥のハズなのに、どこか懐かしい街。なぜか落ち着く。
改めて、記憶を整理してみよう。
まず、依頼の帰路で、変な店を見つけた。ナツのせいで店に入ることになってしまい、そこには不思議な少女アブリルがいて、なぜか占いを受けることになった。そしたら、アブリルの投げたカードから、綺麗な光が出て、それから‥‥‥意識を失った。
ってか、元はといえばナツのせいだ。
それより、あのアブリルとかいう子は、何者だろう。
年齢は10歳ぐらいだった。
別に、悪いことを企んでいるような様子ではなかった。ずいぶん怪しくはあったが。
その時、ルーシィの横で、うぅ〜‥‥と呻き声がした。
その時になって、初めて橫にナツ達が倒れていることに気づいた。
「あっ、ナツ!大丈夫!!」
ナツのせいで面倒なことに巻き込まれたのに助けてあげるなんて、やっぱあたしって優しぃ〜、なんて自画自賛しながら、ルーシィはナツを起こした。
ナツが寝ぼけながら、さりげなく繰り出した火竜の鉄拳を、軽く避ける。
やがてナツ達も、目をこすりながら起き上がった。
「んん〜‥‥‥」
「ここ‥‥どこだ?」
「なにか懐かしい匂いがします〜」
「見たことない街だな。」
「‥‥ルーシィ、お魚ありがと〜‥‥‥いただきま〜す‥‥‥」
「こらっ!あたしの鍵喰うなっっ!!!」
通りすぎる人達が、不思議そうな顔でルーシィ達を見ながら、歩いていく。
そのうちの一人に、エルザが聞いた。
「君、ここはどこだ?10秒で答えないと、この剣で‥‥‥」
「ひっ!こ、ここはマグノリアです!6秒で答えましたよ、答えましたから!!命だけは!!!」
おいおい。通行人を脅してどーする。
ん‥‥‥‥マグノリア‥‥‥‥?
「「「「「「マグノリアっ!!?」」」」」」
☆★☆
「私、こんな所知りませんよ?」
「俺もだ。」
「貴様、それは本当のことだろうな?」
「マジッス!嘘なんかついてません!!」
でも‥‥‥意識してみれば‥‥‥‥マグノリアに似ている気がする。
例えば、この橋から見る川の景色は同じだし、あの大木も見たことがある。でも、町並みは全く違う。
もしかして、浦島太郎みたいにタイムスリップしたとか?
浦島太郎は乙姫と豪華な暮らしをしたくせに、こっちは怪しい少女に占い押しつけられて‥‥‥悲惨だ。
あるいは、エドラスみたいに別世界とか?
「よく分かんねーけど、とりあえずギルドへ帰ろうぜ。」
出た。ナツの「やってみれば、どーにかなるさ」の精神。
だが他に方法もなく、ルーシィ達は仕方なくギルドへの道を歩き始めた。
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.67 )
- 日時: 2011/09/20 22:11
- 名前: ラティアス ◆u3cfqUzBz6 (ID: Ba9T.ag9)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/akiraryojuna
|┃三
|┃ 、))
|┃, --" - 、
|┃〃.,、 ヽ
|┃ノ ノハヽ、 i
|┃l'┃ ┃〈リ
|┃|l、 _ヮ/从 話は全部見せてもらった!
|┃/∀_ヽ.
______.| (ゝ 〈、つ
|┃/___ゝ
|┃/-/-|
|┃二) ニ)
三 |┃┃
|┃┃
∧∧ |┃┃
三 ( ;) |┃┃ピシャッ!
/ ⊃|┃┃
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.68 )
- 日時: 2011/09/21 21:05
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
ラティアスさん>
うれしいんですが‥‥‥
すいません。その大きめの絵文字みたいなのは、控えていただけますか?
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.69 )
- 日時: 2011/09/21 21:38
- 名前: アビス (ID: dFf7cdwn)
>>60の件、了解です。
楽しみに待ってますよw
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.70 )
- 日時: 2011/09/22 21:11
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
アビスさん>
はい!勝手ですみませんでした。
いつになるか分かりませんがwとりあえず全員出すのが目標です^^
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.71 )
- 日時: 2011/09/22 21:54
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
「いや、ありえないだろ。」
「ここ、本当にマグノリアでしょうか?」
「オレ達のギルドはあったんだし、一応マグノリアみたいだけどな。」
「でもなー‥‥‥」
そう。ここはマグノリアだ。でも、マグノリアではない。
なぜこんな考えを持ったのか。話は、数分前に遡る————
☆★☆
「‥‥‥‥‥‥」
ルーシィ達はギルドに着いた。
だが、明らかに様子が違う。
「おぉ〜!オレ達のギルドだ〜!!」
「待たんかっ!!」
「ぐぇっ!」
何の疑いも抱かずにギルドに入ろうとしたナツのマフラーを、エルザが思いっきり引っ張って止めた。
「うぐぐ‥‥‥なんだよ〜。」
「貴様はこれが分からんのかっ!?」
「ギルドが‥‥元に戻ってるわ‥‥‥」
ギルドが元に戻っている。
正確に言うと、幽鬼の支配者<ファントムロード>に壊される以前のギルドに戻っているのだ。プールも遊技場もない、S級魔導士以外の魔導士が2階に行くことも許されない、昔のギルドに。
おそるおそる、中を覗いてみる。
「‥‥‥あんな奴、ギルドにいたか?」
「じっちゃんもミラも、マカオもワカバもルーシィもいねぇぞっ!?」
「あたしはここにいるでしょ!?」
「ぷくく‥‥‥ルーシィ影薄い‥‥」
「うるさい青猫っ!!」
それはともかく‥‥‥。
本当に、知っている顔が一人もいないのだ。
マスターがいつも座っている場所には、全く知らない人が座っている。
「どーなってんだ‥‥‥?」
☆★☆
‥‥‥と、いうわけでギルドに帰らずに、街に戻ってきてしまったのだが。
全く意味が分からない。
「あくまで私の予想ですが、もしかして‥‥‥」
リュナが唐突に話し始めた。皆、聞き耳を立てる。
予想だってなんだっていい。ここがどこなのか知り、安心したい。
と、その時。
「泥棒だぁーーーーーっ!!!捕まえてくれーーーーーーーーーーーーっっ!!!!!」
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.72 )
- 日時: 2011/09/27 22:06
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
叫んでいるのは、レストランの店員だった。真っ青になりながら大声で叫んでいる。
そして、遠くの方へ慌てて走っていく少年の姿が見えた。
「食い逃げですっ!代金3570ジュエルを払わずに逃げましたっ!!」
店員が半泣きになりながら、ナツにすがりついた。
「‥‥‥行くか。」
ナツが呟いた。
それを合図に皆が走り出す。
「二手に分かれて挟み撃ちしましょう!」
リュナの指示が飛ぶ。
すかさずナツとルーシィ、ハッピーが近道をして、少年の前に回りこんだ。
前後を挟まれた少年は、慌てて暗い路地に逃げ込む。
だが、そこは行き止まりだった。目の前を高い石塀に塞がれて、少年は立ち止まった。
「観念しなさいっ!」
ルーシィが高らかに叫んだ。
少年は諦めきれない様子で、辺りをキョロキョロ見回す。逃げ道はない。
黒い横髪がフサフサと立った、生意気そうな少年だ。ボロボロの衣服を着ているので、どうやら孤児のようだ。
ナツのように鋭い眼で、真っ直ぐにルーシィを睨む。その気迫に押されて、ルーシィは一歩下がった。
なんだろう。この少年に、どこかで会ったことがある。
その時、石塀の上から声がした。
「大丈夫?マカロフ。」
「助けに来たよ!」
おっとりした垂れ目の少年と、桃色の髪を後ろで結んだ、気の強そうな少女だ。石塀の上に立っている。
少女が、懐から何かを取り出した。
「今日発明したばかりの作品よ!喰らいなさい!超強力睡眠薬!!」
少女は、その何かをナツに向かって投げた。
それはナツの顔面に当たると、モクモクと煙をあげる。と同時に、ナツがバタンと倒れた。
「ナツっ!?」
「うふふ、単純ね〜♪」
ナツは大きないびきをあげ、眠っていた。
ルーシィ達がナツに気を取られているうちに、垂れ目の少年が、鋭い眼の少年を塀の上に引き上げた。
「へへ、助かったぜ!ポーリュシカ!!ロブ!!」
そして三人は、塀の向こうへ消えた。
ルーシィ達は、もはや眠ってしまったナツのことなど忘れ、唖然としていた。
今の少年少女達の会話から推測する。
鋭い眼の少年の名前が、マカロフ。気の強そうな少女の名前が、ポーリュシカ。垂れ目の少年の名前が、ロブ。
これらの意味が、一つの真実を導き出した。
リュナが、口に出して言った。
「やはりここは、70年前の‥‥‥‥X714年のマグノリアなんですよ。」
X714年。それは、アブリルの投げたカードに書いてあった年号だった。
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.73 )
- 日時: 2011/09/27 22:17
- 名前: 苺川 らび ◆vrM3Tms9zA (ID: J7WKW5tb)
おお
タイムスリップですかー
楽しみ♪
>>67の記号で書いた絵はアスキーアートって言うんですよ。
私もケータイとかで書いたりします。
でも少しスクロールの邪魔になるときありますよね(汗)
作るのは結構大変ですけどね。記号をいちいち打たなきゃいけないし。
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.74 )
- 日時: 2011/09/28 21:18
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
苺川 らびさん>
アスキーアートっていうんですか?うん。一つ勉強になった^^
華やかで綺麗だと思いますよ!!ユーモア溢れるアートなんですね。
ですが、ちょっと小説内で使ってしまうと、テンポが乱れてしまう気がして‥‥‥
また小説以外の所でお会いすることがあれば、見せていただきたいです。
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.75 )
- 日時: 2011/09/29 21:34
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
- 参照: コメ100いってないが参照1000。皆様のおかげ…デスネ!byホットアイ
これから少しだけ、敵オリキャラを登場させようかと思います。
シャラップライダーさん。ジオ=ルオル・フェンリラを出させていただきますね。
やはり、ストーリーの長さもあるので、オリキャラの出番の多さに差がでてくるんです。ルオラは、比較的出番が少なくなります‥‥すみません‥‥‥。
でも、ここには絶対に荒っぽい男キャラを入れたいんです!
ちょっとイメージとは違ってしまうかもしれませんが、よろしくお願いします。
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.76 )
- 日時: 2011/10/03 21:57
- 名前: 麻香 (ID: dROGY/Lo)
「それにしても、なんだったんだ?」グレイが、思ったことをそのまま口にする。「さっきのは間違いなく、じーさんの子供ン頃なんだよな?なんで食い逃げなんかしてんだよ。」
「さぁ‥‥?」
そういえば、マスターがいつからギルドにいるのか、聞いたことがなかった。
もしかしたら、今のマスター‥‥‥ややこしいのでマカロフとしておこう。マカロフは、まだフェアリーテイルに入っていないのかもしれない。
「あの、マスターと一緒にいた女の子がポーリュシカさんで‥‥」
「‥‥‥もう一人が、ロブおじいちゃん‥‥‥‥」
エルザがうつむいた。
エルザは、まだ楽園の塔にいた時、ロブが自分をかばって死んだのを目の前で見た。
今のロブはまだエルザに会ってもいないとはいえ、ロブに変わりはなかった。
そういえばマスターが、昔はポーリュシカやロブと同じギルドの仲間だったとか言っていたような気がする。
三人はおそらく、ギルドに入る前から絆を深めていたのだ。
今のナツ達ほどに、深く—————
☆★☆
「それにしても、なんだったんだ?」同じ頃、マカロフ達はぶらぶらと道を歩きながら言った。「俺達の名前を知ったとたんに、ポカンと口開けて突っ立っててよ。俺達ってそんなに有名だったか?」
もちろん、有名でないのは知っている。
自分達は孤児。一般市民よりも下の地位。いないも同然だ。
「そうなのかもよ?あんた、結構この辺で悪ガキとして有名だし。悪さばっかりしてるからね〜。」
「けっ。好きでやってるわけじゃねーよ。」
好きでやってるわけじゃない。自分の世話は自分でしているのだ。
その点では、その辺りの子供よりも、よっぽど立派なつもりだった。
向こうから、ロングコートの男が近づいてくるのが見えた。
すれ違いざまに、ポーリュシカの真紅のマントの端が、男に軽く触れる———
と、男がポーリュシカを激しく突き飛ばした。
「きゃあっ!」
「邪魔だ!ガキ!!」
ロブが慌ててポーリュシカに駆け寄る。
マカロフが拳を振り上げた。
「なにするんだ、てめェ!!」
マカロフが飛びかかろうとした時、マカロフの影がゆらりと動く。
男の瞳が、怪しく光る。
「威勢はいいが、このルオラ様に歯向かおうなんて、100年早ェな。」