二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

参照400突破記念特別頁。 ( No.70 )
日時: 2011/11/08 20:02
名前: 蓮華 (ID: B9tAUYch)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode

ある日。

皆さんどうも、アレン・ウォーカーです。
僕はいつもの様に食堂へと向かっていま「アレェェェェェンン!!」

「安央衣!?」
「アレン、今日もカッコいいねv」

後ろから抱き着いて来たのは紛れも無く同じエクソシスト・小鳥遊 安央衣。
男装少女で、性別がバレているというのは本人だけが知らない事実。
男だと主張する彼女がこんな事をする筈がない。

そうだと分かっているのに頬を赤く染めている僕の思考は遠くからのラビによる飛び蹴りで止まる事となる。

「こんのっ、クソラビィィィィィィッ!!!」
「げふぅ!?痛ェさ安央衣!!」
「死ね。」
「いいじゃんかよ〜、いつもやられてばっかだからやり返しただけだっつの。」
「アレンに迷惑掛けんなアホラビ。後ごめん俺の体。」

???、と疑問符を浮かべる僕にラビ(ラビ曰く安央衣)が目を向けた。
手を差し伸べて、「悪ぃな」と声を掛けた彼女に応えようとしたとき。

「ユウ〜〜〜〜っVv」
「近付くんじゃねェェェェッ!!」
「そう言ってもユウ、ユウがいるの今私の体でしょ?」

一人称私状態の、神田(はっきり言って気持ち悪い)と、息切れするアリス。
神田(中身アリス)がはうはうしている。キャラ崩壊してますよ神田。

「だから私の『ユウの体の内に私を襲って既成事実作っちゃうぞ大作戦』に乗ってくれれば良いの!!」
「ぶった斬る。」
「ふはは、ユウの相棒は私の手の中に!!」
「テメェのイノセンスも刀なんだぜ・・・?」
「はっ!!」

しまった!と言う顔で神田(中身アリス)が六幻を取り出し発動させる。
ソレを待たず、もうまんま神田のアリスが斬りかかった。
キィン、ガッ、ドォンとか教団内らしい音が響く。
あぁコレは僕は一ミリも関係ないんだそうなんだと現実逃避する僕の手をラビ(中身安央衣)がひいた。

「やっべェェェ、あの薬リナリーも浴びてんだよ!!誰と何処でどう入れ替わるか分からねェ!!!」

ラビ(中身安央衣)の説明によると。

『ワロー・イレカ』と言う薬(開発者もちろんコムイ)があり、ソレを安央衣・神田・リナリー・ラビ・アリス・ポール・澪が被ってしまったと言うのだ。
ちなみにコレの効果は被って最初に触れた人と入れ替わると言う物。
「クソラビが「おばけェェェェ!!」とか言って抱き付いたので入れ替わってしまった。」らしい。

「あ、ラビ。」
「り、リナリー・・・。」

うろたえるラビ(中身安央衣)の様子が気になったのか首を傾げるリナリー。
と、リナリーの後ろより近付く影。

「やばい、林檎ぉぉぉぉぉっ!!」
「え?きゃ・・・」
「げ。」

「痛ッ・・・あら?」
「林檎・・・あれ。」

リナリーと澪がどうやら入れ替わったらしい。
残るはポールだが、被害が増える前に(後ろの喧騒とか、ラビの悪戯とか、後ろの喧騒とか。)開発者の元へ行こう。

「コムイィィィッ!!」
「ラビ?アレン君も・・・。」
「てめェ、とっとと抗体作れェェェッ!!」
「え、な、何!?」
「中身安央衣です。」
「え、もしや・・・。」

現状を察したらしいコムイさんがポン、と手を打つ。人差し指をビッと立てラビ(中身安央衣)に向けた。

「リナリーは無事だろうね!?」
「死にたいかシスコンクソ室長。」
「あわわ・・・、間違い無く安央衣君・・・。」

鉄槌を構えた俺の姿。ラビはヘラッヘラ笑ってんだろうけど俺はそうはいかねェぞ。


長時間の脅しの末にコムイは抗体を作り出し皆は元通り。
ラビは俺の制裁を食らった。

「あぁ、ユウとの既成事実がぁ・・・。」
「斬り刻んでやる。」
「戻っちゃったさぁ。」
「よくもやったな発情兎。」
「林檎っ、買いに行くんだった!!」
「・・・また兄さんの仕業かしら・・・。」
「一体何があったんですか?」

「・・・うん、良かった。」