プロローグ「〜〜〜♪」一人の少女は鼻歌を機嫌よさげに歌う。その歌に歌詞はない。メロディだけが空に響く。その少女は天高くサッカーボールを蹴る。そのボールはくるくると天をかける。サッカーボールが手元に戻ると、少女は立ち上がる。そしてつぶやく。「はぁ〜……暇」そして少女は「何か」を見つけに歩き始める。少女はまだ知らない。自分を変えてしまうほどの脅威に出会うことを。