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♯１　　記憶の迷宮


み「コタロー！！」

コ「よぉ！みらい。来たよ」

み「何して遊ぶ？」

コ「釣りとかは？」

み「ええよ〜」

私の名前はみらい。今日は、本当は皆で遊ぶ予定だったんだけど、皆用事が出来てしもーて・・・。それでコタロウと２人で遊んでる。

み「釣れんな〜」

コ「まあね・・・」

あ！！ヘラクレスオオカブト！！

み「コタロウ！どいて！」

私はコタロウを押した。

コ「え！？」

ザバンッ

ザバン？何の音？

コ「み・・・みらい・・・くるしっ・・・」

み「コ・・・・コタロウ！！」

コタロウが・・・海の波にのまれてる・・・

み「コタロウ！これにつかまって！！」

コ「ム・・・リ・・・」

コタロウは動かなくなった。

どうしよう！！私のせいだ！

み「コタロぉぉぉぉぉ！！」



　　　　　　　☆
　　　　　　

次の日、コタロウは目を覚ました。

コ「・・・・・・・ん？？」

さ「目が覚めた？コタロウ」

さよりんが言った。

み「ごめんね。押してしもーて。」

コ「君たち・・・誰？」

さ＆み「！？」

コンコンッ

ドアを叩く音がした。

ス「スバルだ。入るぞ」

さ＆み「・・・どうぞ」




ス「・・・・・・そう。それでコタロウがあんなになったのか」

み「そう！私のせいで・・・」

さ「・・・・・・・だよ」

さよりんが言った。

さ「ホントだよ！！あんたのせいで、コタロウが記憶喪失になったんだよ！！それに、押すなんてひどい！カブトとコタロウどっちが大事！？アンタなんて・・・大っ嫌い！」

さ・・・よりん・・・？

み「・・・こっちこそ、さよりんなんか大っ嫌い！！もう口も聞きたくねぇし！」

私は思いをぶつけた。

さよりんが言ってることは正しいのに・・・。

ス「まて！！ここで喧嘩しても仕方がない！お前らは、コタロウが心配じゃないのか？」

み「・・・・・さよりん、ごめん。そうよな。喧嘩しても意味がねぇよな・・・」

さ「私こそ、大っ嫌いなんていってごめん。仲直りしよ？」

み「ああ！」

私たちは、コタロウの記憶をどうやって戻すか朝まで考えた。

み「・・・そうだ。こうすれば・・・」






　　　　　　　　　　　　　　　　　　１章ＥＮＤ