二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 〜続・イナイレ*最強姉弟参上?!*質問等受付中! ( No.246 )
日時: 2011/10/02 14:57
名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)

霧野と神童が出しゃばります!(笑)多分!!



第27話 おすすめの部活!


月乃が退部届を出した翌日の昼休み。

2年の教室では、霧野が神童の隣の机に座って話をしていた。(マネしないように!)

霧「大変だな、サッカー部も色々あるのに月乃も退部なんて。」

神「…。」

複雑だった。

部活ではフィフスセクターに逆らった事により溝が出来てしまって、霧野さえ反撃の狼煙を上げる事に賛成はしていない。

月乃は部活が多い雷門中なら直ぐに自分に合うのを見つけられるだろう。

でも今回の退部理由が女子に恨まれているからだという噂もあった。

霧「記憶は、戻らないのか?」

神「全然だ…。」

ふと脳裏に蘇ったのは、剣城のデスソードを止めた瞬間だった。そう言えば、月乃はサッカーが出来る。しかもレベルが高い。

部活に居てアドバイスをもらえたり出来るなら、きっとサッカー部は強くなれるだろう。

ただ…この混乱の渦の中に放り込むのは気が引けた。

神「月乃をサッカー部に入れたら…」

霧「?!正気か?」

神「いや、覚えてるか?月乃がデスソードを止めた瞬間…」

自分の考えを話すと、霧野は頷いた。俺も同じ考えだ、と。

神童は苦笑した。どうしたら良いのか分からない。ただ闇の中をさまよっているだけの様に感じた。

自由なサッカーはしたい。
でもそれでサッカー部が廃部したりする危機もある。
自分のサッカーを守りたいからフィフスセクターに従う。

それでも神童は…勝敗指示には納得できない。

もう天馬の言う様に自由なサッカーを正々堂々としたい、円堂監督となら出来る!!、そう思っていた。

霧「明日の放課後、月乃は暇な訳だろ?試合までの間に見学に来させたらどうだ?」

神童は頷いた。

意見は分かれても、同じ想いだからと今までと変わらず接してくれる霧野の存在が頼もしく、嬉しかった。


*〜神童side

1年の教室の前に来ると、辺りの視線が自分に向いているのが嫌という程分かった。

もちろんフィフスセクターの事は知らないだろうが、何となく嫌な気持ちになる。早く用件を伝えてしまおうと教室を覗いた。

窓際の席に月乃は居た。天馬が俺に気付いて駆け寄って来る。

天「キャプテン、どうしたんですか?」

神「月乃に用件があって来たんだ。」

月乃さんですか、と天馬が振り向く。そして物凄くバツが悪そうな顔で振り返った。

不思議に思って月乃を良く見ると……寝ていた。まさかの昼寝(笑)←
起こす訳にもいかない。

仕方無く天馬に「気が向いたらで良いから放課後サッカー部の見学に来てくれ」という伝言を頼んで教室に戻った。



歌「気が向いたらサッカー部の見学に来てくれ、らしいわ。」

月「…そう言ってたんですか。」

ちらり、と月乃が天馬の方を振り返る。彼は笑顔で頷いた。

天「一緒に行こ(月「空野さん、サッカー部まで一緒に行きません?歌音も一緒に。」

そう言っていたのか如何かが知りたかっただけらしい。その後は一切気にしない。

放課後だった。朝の晴れは昼まで続いていて、微風で涼しい最高の天気だった。

月乃が神童からの伝言を聞き、サッカー部へ向かう事に。

歌「橘さん、学校休んでどうしたのかしら。」

葵「家の事情って先生は言ってたけど…」

橘の話。今日学校を欠席した橘の事が気になる様子だ。

試合を見に行って風邪でも移されたのかと疑っていたが、家の事情との事。どの位欠席するのか先生も聞いていないらしい。

葵「歌音ちゃんと杏樹ちゃん、美咲ちゃんと仲良いよね。」

歌「…そうかしら。」

月乃に尋ねる様に言うと、彼女は少し考えてから答えた。

月「…懐かしい気がするの、隣に居ると、すごく落ち着いて…」

目を伏せて答える彼女に歌音は不安そうな表情を向ける。もしかして体調が悪いのではと心配している様子。

耳を澄ませばサッカーボールの音がした。

「月乃!」

緑色の芝生の坂を駆け上がり、神童が安堵したような表情で駆け寄った。


*to be continued...*