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第３章から始まります。
これは１作目に付け足したプロローグです。



＊プロローグ＊３




深く、深く…

それは記憶、それは未来、それは真実。



掬っては掌をすり抜けて零れ落ちる、砂の様に…
底を見つけられないで落ちて行く、海の様に…

何処か深くで、それを見つけて。



あれは感情、あれは過去、あれは虚無。


儚い歌を歌うのは、誰？
今にも消え入りそうな音色を奏でるのは、誰？

あの時の音色を、また思い出して。




これは事実、これは今、これは少女が広げし波紋。



—ほら、これは運命だった…。





今、完成するから。
だから、早く迎えに来て—。





＊おわり＊