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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第2章 新たな仲間、そしてカードゲーム ( No.109 )
- 日時: 2011/11/02 21:36
- 名前: おかゆ (ID: GlcCI1C/)
真「・・・・・・お前、鏡の癖に空から降って来たっつーのはどォいう事だ」
赤頭巾真希は僅かに眉を潜め、降って来た鏡に聞く。
?「城のまま母から『鏡よ鏡この世で1番美しいのは?』って『聞かれてこっちにも好みがあるから解らない』って言ったら城のバルコニーから投げられたんだよ」
降って来たと言うより投げられた、の方が適切だなと赤頭巾真希は思う。
赤頭巾真希は、頭に瘤が出来て今もうずくまっている不幸な魔術師アツヤを横目でチラリと見つつ、
真「お前、何処から来たンだ?」
「世界最大魔術師、あるいは何処かの聖堂区の国の王女の城だよ」
何処かの聖堂区、という事は炎のティアラ姫達とは血が繋がって無いと言う事では無いのかと思う。
そこで、赤頭巾真希は何かが引っかかった。
隣の国。国の女王。炎のティアラ姫達とは血が繋がってない。そして、
世界最大魔術師。
かつて天界と地界の道を封印したのは何冊もの魔導書を作った世界最大魔術師の女王らしい。
しかし、その道を封印したり解除するには本人の書いた魔導書を使い、しかもその魔導書は暗号で書いてあるため例え誰かの手に渡っても解らないはず。
なら、答えはただ1つ。
封印を解除したのは、かつて天界と地界への道を封印した張本人しか居ない。
赤頭巾真希はとりあえず魔法の鏡(?)に質問する。
真「なァ、その女王。前に魔導書を持ってどこかに出かけなかったか?」
魔法の鏡は少し悩み、やがて思い出したかの様に答える。
?「うん。今から・・・・1ヶ月くらい前に・・・かな?」
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