二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第2章 新たな仲間、そしてカードゲーム ( No.142 )
日時: 2011/11/02 21:33
名前: おかゆ (ID: GlcCI1C/)
参照: 今回も行間みたいに・・・

親指晴矢は考えた。


何故、自分が必要とされないのか。


まぁそれは自分自身の勝手な想像なのだが。
彼は考えて考えて、ようやく答えを見つけた。


それは、自分自身が小さすぎるからなのでは?と。

そう考えた親指晴矢は現在、教会の中に何部屋か有る中の1つに居た魔術的調合師でもある神父稜堵に頼み込んでいる訳である。

晴「頼む!一生のお願いだ!俺を大きくしろ!」
稜「そうは言っても、戻れるかどうかが解らないんだよね〜」


こんな性格でよく魔術的調合師なれたな、と親指晴矢は心から思う。

稜「僕は別にいいよ。だけど、今試作中なんだよ」
晴「それでも良いッ!早くくれ!」

ハイハイ、と神父稜堵は棚から薬を取り出そうとする。

瞬間、



稜「ぎゃぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあ!!?」



神父稜堵は足を滑らせ、その足で様々な薬品をばらまいてしまった。
周りには粉薬の粉塵(ふんじん)が舞う。

そこに、

ラ「さっきから五月蝿いわね・・・って薬臭っ!?」
テ「げほげほ・・・粉薬が・・・」


教会の聖堂で大人しくしていた水のラティア姫が、閉め切っていた部屋の扉をバタンッ!と勢い良く開ける。
その後ろに、粉薬のせいか咳込んでいる炎のティアラ姫も居る。

イ「まったく!りょうとは何をやっているんだよ!?・・・ってあれ?」


修道女インデックスが粉薬の粉塵の舞う部屋の中の1人の少年を見た。
それは、



晴「ゲホッゲホッ、何なんだよ・・・・?って俺大きくなってる!?」



さっきまで親指サイズだった少年は、普通の中学生くらいの身長にまで伸びていた。