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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第2章 新たな仲間、そしてカードゲーム ( No.289 )
- 日時: 2011/10/21 20:50
- 名前: おかゆ (ID: GlcCI1C/)
赤頭巾真希が振り向いた先には、1人の人間が立っていた。
年は20代くらいの女性だろうか。ウェーブが掛かった髪は腰まで有り、肩から上は銀髪だが、肩から下に段々金髪になっていき、毛先まで行くと完全に金色だった。
顔立ちは整っており、瞳は朱色で、何故か左目の瞳孔がスペードの形をしていた。
手には小柄な黄金の槍の様な物があったが、槍の棒の部分が異常に長い黄金の鎖が付いていた。
真「テメェ何物だ?いきなり出てきやがって」
魁「何なんだ!俺の髪を返せ!髪を!」
?「小僧。貴様に様は無いのだが」
女は、手に持っていた槍の様な物を鎖の先端のみを持ち、天才カードゲーマー魁渡目掛けて投げる。
しかし、
真「お前。ちょっとこっちに居ろ」
魁「なんだよ!・・・?」
赤頭巾真希は、天才カードゲーマー魁渡を自分の前に移動させる。
標的を失った槍の様な物は、赤頭巾真希達の後ろにあった木に突き刺さった。
赤頭巾真希達は、槍の方を見た。
瞬間、
木は、ドロリとした黄金に変わった。
余りにも唐突に。
もう木とは言えなくなった黄金は、地面に広がり、ジュウウウウ・・・と音を立てる。
赤頭巾真希は、おずおずと女の方へと振り返る。
「そうか。我の名前を名乗るのを忘れていたな」
女は、詰まらなそうに言った。そして。
「我の名前はデオドシア=コーンウォリス。人々は我の事をこう呼ぶ。
・・・『黄金の使いデオドシア』とな」
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