二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第2章 新たな仲間、そしてカードゲーム ( No.389 )
日時: 2011/10/28 21:58
名前: おかゆ (ID: GlcCI1C/)

槍の速度は何故か急激に落ちていた。
黄金の使いデオドシアは瞳に剣呑な光が宿ったが、赤頭巾真希は見なかった。

今の速度なら少年達の場所まで着けるはず。

赤頭巾真希は咄嗟(とっさ)に動いた。
後ろから桃太郎天馬の声が聞こえたが無視した。

全速力で走っている途中、身を屈めながら走り落ちていた大きい木の破片を素早く手に取った。

後10m。

黄金の槍は、赤頭巾真希の真横まで来た。

後5m。

彼らの目の前まで来た。

後0m。

彼らの前に立ち、大きな木の破片を前に出す。

瞬間。

黄金の槍が木の破片に突き刺さり、

そして。

木の破片は熱く溶けた黄金に変わり、赤頭巾真希の足に降り掛かった。

真「あづ・・・ッ!!」

赤頭巾真希の足に激痛が走った。
その場で、ペタリと女の子座りをして、足を抑えた。

黄金の槍はまだ落ちたままだ。

今なら反撃できるかもしれない。

赤頭巾真希は足を抑えて、半ば地面を這ってその槍を手に取った。



これで、立場は逆転した。
黄金の使いデオドシアと赤頭巾真希の戦いが、ついに終わる。




なんだ!これで1時間も時間取ったのか・・・?