二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第3章 博愛主義でも魔獣使いには通用せず ( No.484 )
日時: 2011/11/03 21:09
名前: おかゆ (ID: GlcCI1C/)

気付けば、吸血鬼っぽい何かがウジャウジャいた。
おそらく、20匹は居るだろう。
ある意味吸血鬼天国である。

流「うわぁ!なにあの吸血鬼気持ち悪い!」
魁「大声で言うな!ほらお前が大声で言ったからあっちの不細工な吸血鬼がこっち見てるだろ!!」
天「ちょ、吸血鬼が痛い目で俺らを見てるよ!」

ぎゃーぎゃー騒いでいる2人を桃太郎天馬は何とか止めようとしていたが、一緒になって騒いでいる。

赤頭巾真希はスカートの中から、リボルバーとスタンガンを出した。
リボルバーは自分の右手に持ち、余った左手で親指晴矢に突き刺す。

晴「?」
真「テメェはまともな武器なンざねェし、これぐらいの武器が丁度良いだろ。これなら爆発しても死なねェしな」

取りあえずスタンガンを手に取った親指晴矢だったが、使い方が解らないのか、スタンガンを見ている。

どっから潰しますか、と意気込んだ赤頭巾真希だが、彼女の裸眼2.0の視力を持つ目の中に茶髪の少女が木の影で手招きをしていた。

どうやら逃げ道が有るらしい。

真「おいチューリップ、あそこで手招きしてる女の方にそこのガキ共を連れてにげろ。俺と魔術師でコイツらを足止めしておく。この鏡も連れて行けよ」
晴「チューリップ言、

親指晴矢の言葉が途切れたのは、赤頭巾真希が彼の背中を蹴ったからだ。
親指晴矢はよろけながらもミラーヒロトの鏡(本体)を握りしめ、言った通りの方向へと走った。
その後ろに、桃太郎天馬と天才カードゲーマー魁渡、自称探偵流派が付いて来ている。

これで戦力外は避難したか、と赤頭巾真希が一息付いた。

瞬間、

目の前に居た魔術師2人の前に、2匹の吸血鬼が居た。


真「(しまった・・・ッ!コイツらも連れておけば・・・ッ!)」


そう思った直後。



魔術師兄弟の首筋に、吸血鬼が噛み付いた。



一瞬。

赤頭巾真希の脳内には、『後悔』という言葉しか頭に無かった。
噛み付いた吸血鬼に銃口を向けた。

しかし。



そこは異常としか言い様が無い世界が広がっていた。




久しぶりにミラーヒロトの存在が出てきた・・・

・・・ってアツヤと吹雪が吸血鬼に噛まれただと!?←お前がやったんだろ