二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

参照突破記念短編 境界線はマジックミラーのごとく ( No.603 )
日時: 2011/11/10 20:40
名前: おかゆ (ID: GlcCI1C/)

!注意!

※これは、本編と特に関わりはありません。外伝だと思って読んでくださいまし

※一部グロい所有ります

※読んでからの苦情は引き受けません!←コレ重要!


それでは、赤頭巾の少女の救いの無い様な残酷な日常をお楽しみください。

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第零聖堂区。



治安が聖堂内で1番悪く、麻薬や銃器、人身販売を普通に行っている。

そのためか、この聖堂区のみには王や、王女は存在しなかった。


その第零聖堂区に、少女がジメジメした暗い路地裏に、引き寄せられる様に入って行く。


赤い頭巾を深く被り、何かが入ったカゴを持った少女は路地裏をどんどん進む。

行き止まりの所で20代後半の男が居た。
男の前にはシートが有り、その上に有ったのは鮮やかな彩りの『麻薬』だ。


男「おっ、久々の客か」


少女は何も答えず、シートの上の麻薬を一粒手に取る。


男「『オピウム』か。1粒なら1000で売ってやる」


少女は、何も言わず黒い財布から1000円を取り出す。
その紙幣を、男に渡す。

紙幣と麻薬が交換されて、少女は立ち去ろうとした。



その時。


少「オイ」

男「?」

男は首を傾げた。
彼には、少女の発言の意味が解らなかった。


  、、 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
少「俺が、こンな使い様がねェモンを買うと思うかァ?」



ぐちゃり、と。

己の鼻に銃弾が撃ち込まれた事を知るまでは。


男「うわぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあっ!?」


悲鳴と言うより、絶叫が路地裏に響いた。


男「て、テメェ・・・うぐ、何しやがる!?

少女ーーーーーーーーーー赤頭巾真希は、無表情で男に告げる。



真「確か、オピウムは1粒1000円程度だったよなァ?」

男「ッ!」


男は青ざめた表情をするが、赤頭巾真希は何の気無しに告げた。

何時も通りの日常かと言う様に。


            、、、、、、、、、、、、、、、、、
真「ーーーーーだったら、1000円程度の殺し方をしてやるよ」


2分後。


息を吸って吐くだけの肉塊をつま先でつつくと、買ったオピウムを捨て、渡した1000円札を財布に戻し、赤頭巾真希はすぐさま路地裏から出て、森に付いた。

男は血みどろだったものの、生きていたらしい。よく解らないが。

彼女の服は返り血を浴びたが、体には傷一つなかった。


真「(・・・何時から、こんな生活になっちまったンだろうな)」


気付けば両親が居なくなって、気付けば猟師になって、気付けばこんな生活が当たり前になって。

自分が生きてる意味なんて無いだろうと思った時。


赤頭巾真希から10m離れた右側。
城があったのか、近くにその城の主っぽい少年が居た。
確かこの辺の城と言う事は、白雪姫とか言われてる、凉野風介とかそこら辺の少年だろう。


薄い水色の髪に碧眼の少年は何故だか知らないが、笑っていた。

赤頭巾真希が住んでいる『闇』とは正反対の、『光』に住んでいる白雪姫風介。



まるで、きっちり境界線(アンダーライン)によって分けられていて、境界線上にはマジックミラーが設置されているかの様に。

こちらからは硝子の様に周りが見えているのに、彼にだけには鏡の様に自分の世界しか映っていないかの様に。



しばらく白雪姫風介をボンヤリ見ていると。


彼と目が合った。


白雪姫風介は、こちらの方に近づいて来る。

整った顔立ちの少年と目が合うと、普通の少女ならキュンとして、顔を赤く染め全速力で逃亡するが、
普通の少女では無い赤頭巾真希は彼を『闇』と関わらせたく無いため、一応逃亡した。


それでも、少年は近づいて来る。

赤頭巾真希は、もう追って来ないだろと思い、スピードを緩めた時。



スッ、と。

自分の右手首が掴まれた感覚がした。


赤頭巾真希は、まさかと思い振り返った。

その手首を掴んでいたのは、白雪姫風介だった。

彼は赤頭巾真希の顔を見て、小さく、何かを呟いた。

それは、『光』に住む少年と、『闇』に住む少女にしか聴こえなかった。

その2人以外には、誰も聴こえない程に。




(この時、境界線上のマジックミラーは音も無く砕け散った)




ひぎゃぁあぁあぁあぁあぁあぁあ!!
こんな糞文でごめんなさい姫佳!!
マジでごめんなさいぃいぃいぃい!!

ちょっと金槌で頭叩いて来る!←