二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 青の祓魔師〜赤き炎の少女〜 ( No.39 )
日時: 2011/09/19 17:37
名前: ★HITOMI★ (ID: H6c/o5GF)

第十一話

「えっえ〜〜!」
私は祓魔塾の教室にいた。
「禁書室の犯人お前だったのかーー!」
「ああ・・・・。」
私は顔を赤らめながら言った。
「それにしても・・・・。サタンより上の悪魔がいたなんて・・・・。」
「しかも、青い夜のことを命じたのはそいつなんだろ?許せねー!」
「私はあいつをたおさなければいけない・・・・。だけどあったこともないからあいつのことは何も知らないんだ。だから・・・・禁書室に・・・・。」
「・・・・それで、なんかあったのか?」
「存在するということだけ。後はなにもわからない。それに、あの、ゴキブリ悪魔の言い方から私を取り戻そうとしているんだと思う・・・・。それより・・・・私の力のことは他に知っている奴らはいるのか?」
「一応、私たちのほかに、奥村先生とメフィストには伝えておいたわ。」
「そうか・・・・。」
そのとき、メガネが教室に入ってきた。
「みなさん、昨夜はお疲れ様でした。あと、武藤さん。授業が終わったら来てください。話があります。」
やっぱり・・・・。何言われるのだろう。もしかしたらヴァチカンに連れて行くとか?私は授業の内容はまったく頭に入ってこなかった。授業が終わってメガネのところに行くと、
「ついてきてください。」
と、教室を出て行った。そして、少し歩いたところで鍵を取り出して開けた。中に入ると、なんか変なところだった。なんというか、うまく表せないけど雰囲気が不思議な感じだった。中には—
「ああ、武藤さん初めまして☆正十字学園の理事長のメフィスト・フェレスです。」
こいつが理事長か。それにしても・・・・変なピエロみたいな格好をして・・・・はたから見ればただの変人にしか見えない。
「ところであなたは、『大魔神』の落胤というのは事実ですか?」
来た。
「ああ、事実だ。」
「そうですか。本当ならばヴァチカンに連行しなければいけませんがね。まあ、今回は特別ってことで☆」
なんでこんな軽いの。まあ、一応。
「ありがとうございます。」
「それにしても・・・・。なんて可憐なんだ!クールビューティ!まさに魔性の美少女!」
はっ?ななななんだぁ。
「いやーこんな美少女が入ってきて実にうれしい!この・・・・。」
わけのわからないことぬかしてやがる。メガネの方を見ると、
「・・・・。」
困ったようにうつむいていた。私はだんだんイライラしてきて、ついに、
「・・・・わけわかんないことばっかぬかしてると、はったおすぞ。」
と、言ってしまった。すると、笑いながら、
「おや、失礼。喜びに興奮してしまい・・・・。それにしても、大魔神のことは聞いたことがありませんな。赤い炎のことも。」
「・・・・でも事実だ。影でサタンや他の悪魔たちに命令している。あいつは物質界を欲しがっている・・・・。そして私も・・・・。」
「そうですか。まあ、もうこの話はこれでいいってことで☆」
軽っっ。ありえない。
「武藤さん、行きましょう。」
メガネもさすがに私が哀れになったのか、逃げ出す助けに申し出た。メガネは『塾の鍵』を出して、私はメガネについて出て行った。