二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 青の祓魔師 〜漆黒の記憶 Dark memory〜  ( No.341 )
日時: 2012/01/27 18:25
名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)


番外編 「これって・・・アリですか!?」—ドライ—

愛妙side
瑠璃ちゃんや清夜君が居なくてよかったかも・・・・・・。
教室では今、パニックが起こっている。しえみちゃんのあの一言で・・・。

『————————一年、なんだ。』

「はあ・・・。あれにはちょっとびっくりしちゃったなあ」
思わずため息をつく。その隣では、みんなが騒いでいる・・・。
「なんで俺が雪男なんだぁぁぁ!!! はっ! まてよ・・・俺、モテモテじゃん。もしかして頭も良いままなんじゃ・・・・・・ちがうか」
「なんで俺が坊なんですか!?こんな目つきが悪かったら、女子にモテませんやん!!」
「うるさい!俺かてこんなに背が小さくなってしもうて・・・」
「志摩さんたちはまだええですよ・・・。僕なんか女の子になってしもたんですよ!? はぁ・・・これからどうすれば・・・」
「ちょっと!あたしの姿で泣かないでくれる!?」
「みんなぁ〜〜ごめんなさい。わ、私のせいで・・・」
「りーんー。なんで泣いてるの?」
「俺はそっちじゃねぇ!!」
「み、みなさん。落ち着いて!!」
雪男は一生懸命宥めている。
「みなさん、話を聞いてください」
雪男は大声で叫んでるけど、みんなは・・・
叫いたり、泣いたり、怒ったりで・・・全然気づいてない。
「・・・・・・話を聞けっつってんだよ・・・!!」
ゆ、雪男が怒ってる!?初めて見た・・・。な、なんとかしないと。
「み、みんな!落ち着い・・・て」
突然あたしは眠くなり、倒れてしまう。
なんで?ね、眠・・・い・・・。
そして深い眠りへとついてしまった。霞む視界の中で、みんなが倒れていったのを思い出すのは、後のこと。

  ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

セイside
「・・・・・・なるほど。では、双子の娘たちはちゃんと目的を果たしているようだな」
俺が話を終えると、黒衣の女性—————オスクロラ様はキセルを一口吸った。
「では、セイ、リル。これからもちゃんと娘たちを見守っておいてくれよ」
「は〜い!オスクロラ様のためなら、あたしはなんでもしま〜す!!」
「・・・承知しました」
見守る・・・か。『見守る』というより『監視』の方が近いんじゃないか・・・これは。
たしかにオスクロラ様は尊敬してしまう。こんな大がかりな計画を、『余興』と言ってしまうんだからな・・・。

「失礼します」
「オスクロラ様〜。また来ますね〜!」
報告を終えた俺たちは城を出る。
「じゃあ、そろそろ物質界アッシャーへ行くか」
「うん、行こう。・・・でも、この道をまた引き返すの!?」
「あたりまえだろ。ほら、行くぞ」
「もう、イヤー!!」
リルの絶叫を無視し、俺は歩き出した。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

燐side
 「————ん、起きて。燐ってば!!」
「ん・・・?なんだしえみか。・・・って、ええぇぇぇぇッ!!」
しえみに起こされた俺は辺りをを見回し、驚く。なぜなら、
「やったあぁ!俺、もとの姿に戻ってる!!」
教室では、「やったあぁぁ」という絶叫が次々と起こっている。そう、みんなも もとの姿に戻っていた。だけど・・・・・・
「なんでみんなもとの姿に戻ったのかな?」
愛妙はバンザーイと手を上げながら呟いた。
「・・・・・・—————たったからですよ」
もとの姿に戻った雪男が教室の隅で腕を組んでいる。
「えっ?何て言った」
「一時間たったからだよ、兄さん。しえみさんは一年と言ったけれど、一時間で効果は無くなるんだよ」
雪男はみんなにニコリと微笑む。しかし俺たちはあんぐりと口を開き、
「ええぇぇぇぇええぇッッ!!!」
大声を響かせる。俺は頭をおさえて、天井を見上げ、叫ぶ。
「こんなのアリかよぉぉぉッ!?」

——————————————————————————

燐  「よかったな、愛妙。猫のままじゃなくて」
愛妙 「そう?猫も面白かったけどなあ・・・・・・」
燐  「えっ・・・!?」
子猫丸「ええなあ。蔀さん、猫になれて・・・」



 〆 1月26日


やっと終わった・・・
ゴメン!サリー!!なんかグダグダで・・・