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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 青の祓魔師 〜漆黒の記憶 Dark memory〜 ( No.97 )
- 日時: 2011/11/21 17:33
- 名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)
第12話 「嬉しいこと」
キイッ
「ほら、ここだよ。」
そうやって雪男はある一室のドアをを開けた。その部屋は旧男子寮の603号室、———————燐と雪男が住んでいる部屋の隣だった。
愛妙はゆっくりと部屋に入り、辺りを見回した。この部屋は普通、4人部屋なのだが、今日からは愛妙一人の部屋になった。
愛妙は、まるでおもちゃを買ってもらった幼い子供のように無邪気な笑顔を浮かべた。
「そ、そんなに嬉しいのか?」
燐は笑顔の愛妙に聞いた。
「うん!もちろんこの部屋を貰ったこともだけど・・・・・塾のみんなや、しえみちゃんと友達になれたんだもん。」
「よかったですね。」
雪男もつい、笑顔を浮かべた。
「そ、それに・・・・・
「ん?なんだ?」
「なんですか?」
恥ずかしそうに俯いている愛妙に燐と雪男は言った。
「・・・・燐と雪男に、また会えたことがすっごく嬉しいんだ!!」
満面の笑みを浮かべた愛妙に、燐と雪男は照れてしまって、顔がまるで夕日のように真っ赤になってしまった。
「お、俺もすっげえ嬉しいぜ!!」
「ぼ、僕もです・・・・」
燐と雪男は照れながらも笑顔でそう言った。
〆 11月21日
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