二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 青の祓魔師 −白光の希望 ( No.4 )
- 日時: 2011/10/29 15:41
- 名前: 星礼 ◆CnDesqIk/6 (ID: 3/dSGefI)
episode 1
疲れた。
俺の感情を一番よく表している一言と言える。
この塾のメンツを紹介され(いや、元はといえば俺が頼んだのだが)色々と疲れる奴盛りだくさんという頼んでもいない体力削除運動を強いられた。
まず、勝呂竜士。
奥村曰く、トサカ。不良っぽかったが、とてもフレンドリーだった。
三輪子猫丸。
名前の通り背が低かった。敬語京都弁。
神木出雲。
まろまゆ。なんかすげぇ睨まれた。
山田。
PSPオタ。俺ら3人とも無視された。
宝。
腹話術。罵倒された。あいつとは根本的に合わねえ。
…と、まぁこんなメンツだ。
俺、祓魔師になれんのか?
そんな感じで授業は進む。
そして放課後(注:作者は授業についての筆記をサボった訳ではないよ!w)
「くぁ——っ 眠い…」
授業が終わってすぐに大きく伸びをする。
「しーらーつんっ」
カチン。
俺の脳みそからそんな音がした。
「誰が“しらつん”だ、このピンク!!」
「まぁ、ええやん! 可愛いニックネームやろ?」
「ふ ざ け ん な」
うぜぇ。誰が“しらつん”と呼んでいいなんて言った?
少なくとも俺は許可してねぇ。
「桜乃くん」
ピン…志摩と言い争いをしていると、後ろから声をかけられた。
「あ、奥村先生。どうしたんですか?」
奥村(弟)だった。
「ああ、転入生の君は知らなかったかもしれませんが、明後日合宿があるんです。是非、桜乃くんにも参加してもらいたいと思いまして…」
「合宿…?」
「ええ。祓魔師になる為にはそれなりに鍛えておかないといけませんし」
……俺は、性別のことがあって小・中学校の修学旅行には行っていないのだ。
皆で泊まる。そんなことがやりたくて仕方なかった。
「行きます! 行かせて下さい!!」
そんなことを考えていたら、口からそう言葉が出た。
奥村先生は軽く説明をした後、すぐに去って行った。
「よし、一緒にナンパでもしようや! 俺としらつんならいけるで!」
もう一々“しらつん”につっこみを入れるのも面倒になり、そこはスルーし、
「俺、女に興味ないから」
と言った。
志摩は数秒固まってしまった。
「お、女に興味ない男なんておるんか!? それともあれかしらつんは男にk」
「んな訳ねーだろっ!! アホかお前!」
「顔赤うなっとるで?」
「うっせえ!」
志摩の茶化すような言の葉が鳴り止むことはなかった。