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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ポケモンBW】災厄の魔女〜凍てつく境界を統べる者〜 ( No.21 )
- 日時: 2011/11/12 20:54
- 名前: 水瀬燈夜 (ID: RHCEY5Ol)
【第1章】再会と、新たな出会い⑧
そんなスワンナの訴えに、トウヤは意を決したように頷いた。その様子に、Nや周りにいる幼馴染たちが訝しげに見つめてくる。そんな中で、トウヤは口を開き、答えを示した。
「……わかった。協力する」
トウヤのその返答に、Nはとても嬉しそうな表情をした。それは半年前であったら決して見られなかったわけで。Nってこんなに感情を出せるんだ、と思わずトウヤは感心した。
「ありがとう、トウヤ。キミならきっと引き受けてくれるだろうと思っていた」
Nにそう言われ、トウヤは思わず頭を掻いた。ずっと黙っていたトウコとベルが待ちかねたようにトウヤに近付く。
「良く言ったわトウヤ! さすが私の弟ね!!」
「トウコ……ここで男らしいって言われても嬉しくないよ」
「トウヤ頑張ってね! あたしたち、精一杯サポートするから!!」
「サポートなのか……」
どうもこの2人には敵わない、とトウヤが思っていると、ずっと黙っていたチェレンが意を決したように近付いてきた。今度は何を言われるのだろうかとぼんやりと思っていたトウヤだが、チェレンから切り出された言葉は、予想だにしないものであった。
「……トウヤ。今度はぼくも同行させてくれないか?」
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