二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: とある2人の因縁対決 ( No.3 )
日時: 2011/11/07 20:05
名前: 妖魔 (ID: TjNkg5uO)

「私は・・・知ってる。」

美琴は一方通行に言う。

「あなたは・・・もう、『反射』を使えない。」

「チッ」

一方通行は舌打ちした。

「そして、『打ち止め(ラストオーダー)』に演算してもらっている。」

一方通行の顔に、焦りはない。

「だから、どうしたって?」

一方通行の余裕さに、美琴はビビってしまった。

その一瞬の『隙』に、一方通行の言葉は刺さる。

「お前は、俺に勝てる、と言いたいのか?」

一方通行は一歩。

たった一歩が、大きく見えた。

「いいなァ、その顔!思わず抱きしめたくなるぜェ!!」

冗談を言うほどの余裕が、美琴は怖いと感じている。

「お前が強くなったんじゃ、ないだろ?テメェ、調子乗ってんじゃ、ねーぞ!」

一方通行の言葉に、力が入る。

ついに、走り出した。

ドガっ

と言う音。

それは美琴から発せられたものでも、一方通行から発せられたものでもない。

その音は、車庫の中から聞こえた。

「ちっ、始発の時間、てか?」

一方通行は物陰に隠れた。

美琴も、隠れる。

数分後、操車場には静寂が走った。

もう、そこに2人の姿はなかった。

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今日2度目の更新w。

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