二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 大罪たちの未来【REBORN!】〜入試終わった!〜 ( No.27 )
- 日時: 2012/03/12 09:21
- 名前: 紅 ◆7syjLfH.K2 (ID: w2RTPWz1)
§美徳の意味§
「Ⅰ世だけが当てはまった?」
ツナは疑問を浮かべる
しかし誰も聞いてはいない
「じゃぁ、解説といきましょうか?」
リアールが話し出した
「じゃぁ、お願いするよ」
ツナは疑問を一時保留としてリアールの紡ぎだす言葉に耳を傾けた
「それじゃ、まずあなたからね」
そういってツナを見た
「『寛容』はすべてを包み込む包容力のある人物がなるべきものなの。あなたの場合以前自分の敵となっていた者たちも仲間にしているわね?それが決め手だったわ」
「まさにボンゴレの大空だな」
ニッと笑いながらリボーンは言った
「ええ、『寛容』はボンゴレの大空しか使えないの」
一呼吸置きまたリアールが話し出す
「次は銀髪の男の子の話にしましょうか?彼は『忠義』の持ち主だったわね?」
「獄寺君なら確かにそうかも……」
半分呆れた顔でツナは呟いた
「そうね、彼はおそらくだけど忠犬キャラなんじゃないかしら?とことんあなたに尽くすって感じ?」
「そういえばそうかも……」
「でしょう?次は……『誠実』の持ち主の話ね」
またリアールは言葉を紡ぎ出す
「黒い短髪の『誠実』の持ち主はきっと嘘をつくのがとても苦手なんじゃぁないかしら?」
ツナはそういえばというような表情でうつむく
「そのようね。彼は周りに好かれるそれは『誠実』の美徳が影響しているのよ」
「そうだったんだ」
やはりツナは驚いたような表情のまま固まっている
「はいはい、次いくわよ?」
若干呆れ顔でまたリアールが話し出す
「次は牛のコの『希望』ね?あの子はまだ子供よ。子供というのは未来を担っているのわかるでしょう?未来への『希望』という意味なのよ」
「あのランボが『希望』って別にそんな重いもの背負わなくてもいいのに……」
「それを言っていたらローネはどうなるの?あの娘はまだ12歳よ?大丈夫『寛容』の持ち主であるあなたがいるんだから」
「ボクはヘーキだよ?それがみんなの近くにいる方法なら何だってするんだから!」
「ローネ……。……それじゃぁ次いくわよ?次は『勇気』の持ち主ね。彼はとにかく何者をも恐れない。そして妹を守るという覚悟。それが決め手ねただ、慢心ともいえるけれどね」
呆れている様な愁いているようなそんな表情を一瞬見せてまたリアールが話し出す
「次は『正義』の持ち主の話ね?彼は風紀委員なんでしょ?この並盛を守るために戦うのでしょう?それこそが『正義』なの。『勇気』と似たところがあるけれど自分の意志を貫くために邪魔になるものがあるならすべて排除する。若干『傲慢』に近いところもあるけれどね」
「雲雀さんはやっぱそのままだ」
ツナの顔はちょっと安心した表情に変わっていった
「次は『上品』ね?これで最後よ。彼は何を考えているのかわからない。でも、ある特定の人物には優しいんじゃない?それが『上品』の特徴なのよ。見ただけでは判らないけれどね♪」
「骸が『上品』か。そういえばクロームには優しいような……」
ちょっと疑問を浮かべたような顔でツナが呟いた
「さぁツナ次はボク達から君の疑問に答えてあげようではないかー!」
「俺様たちと対になる存在がなぜボンゴレⅠ世のファミリーだけだったのかということをな」
§appresso§