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§Ⅰ世§

「よし、今度は俺様が話してやる」

（語り：イーラ）

この世の罪の始者

奴らが死.んだ事によって奴らの遺体からリングが現れた

それが罪のリングだ

そして同時に美徳の原石が現れた

それを見つけたのが少年時代のⅠ世ってわけだ

それを見つけるには美徳の力を持っていなくてはならない

原石を見つけることができたってのは美徳の持ち主だったからなんだ

でなんで持ち主だったのかってーと

奴の……あぁⅠ世のな先祖が大罪を封じた人物だったからだ

大罪を犯した者つまり大罪の始者達を殺.した人物ってことだ

時代的に魔法とかの時代だからな魔法使いだったんじゃねーかってことも聞いてるぜ

そんで、Ⅰ世は自分の街を守るために幼馴染の嵐の守護者Gと共に自警団を作ったんだ

知ってるよな？

「あ、うん一応聞いたことはあるかな？」

なんだよ曖昧じゃねーかよ

その自警団が今のボンゴレだ

守護者を集めるのにも原石を使ったんだ

原石に導かれてⅠ世は守護者を集めた

だがその原石を石のままで持つ訳にはいかねー

邪魔になるからな

だからリングを作ったんだ

で、オリジナルのボンゴレリングが美徳のリングって訳だ

お前らのはまだ美徳のリングじゃねー

きっと奴が美徳のリングに戻すに決まってる

俺様達がいるからな

世界の均衡を保つ為にも美徳のリングが必要になるんだ

ただここで問題がある

俺様達が狙われていることだ

俺様達のリングがなくなれば美徳のリングの行き場もなくなる

つまりボンゴレリングが不要になるんだ

その為にも俺様達を守りやがれってことだ！

……頼んだぜ

§appresso§