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§千の花に宿りし堕天使§

ローネ達がツナにたくさんの説明をしていた時ボンゴレとは違う別の場所

細かく言えばミルフィオーレ日本支部メローネ基地

その中の影

『特殊部隊アンジェロ』の専用個室

「で？足取りは掴めまして？」

「いえ、まだです」

白い髪に黒い瞳をした少女に大の大人が跪いている

「そう、ならあなたもう用済みね。仕事の出来ない者は処刑よ？」

少女の右手には少女の背丈を優に超えるであろう大きさの槍があった

それをどうしようと彼女の勝手

もちろん処刑も可能なのだ

「そ、それだけは！」

「臆病者ねぇ……。仕方ないわ、もう１度だけチャンスを与えてやってもよろしくてよ？」

「は！ありがとうございます！『レラージェ』様！」

『レラージェ』それはソロモン７２柱の魔神の１柱で３０もの軍団を率いる悪魔界の大侯爵と言われている

そしてそれが彼女『レラージェ』と呼ばれた少女の瞳の色となっているのだ

彼女の白い髪は彼女の本名である『レラージェ・ミカエル＝アンジェリア』の中の『ミカエル』に由来するものである

『ミカエル』は戦いの天使

聖書では大天使とされている程の強大なる力を持つ天使だ

軍団に戦い

これが意味することはただ一つ

「分かっていまして？本来ならばここであなたの鮮血で私の白い髪を紅蓮に染め上げることも良しとしたい所なんですのよ？むしろ殺.りたい位ですわ！」

そう、破壊、殺.戮

そういったことが好きなのだ

恐ろしいくらいに……

「早く、あぁ、早く罪のリングをこの手に収めたい！罪は浄化しなくてはなりませんからね……ふふふ♪」

§appresso§