二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 大罪たちの未来【REBORN!】〜14話うp!〜 ( No.34 )
日時: 2012/05/16 00:53
名前: 紅 ◆7syjLfH.K2 (ID: eHv1NYKC)

§全て来るは唐突に§

メローネ基地

察しの通り『特殊部隊アンジェロ』の特別室

部隊員が全員そろっていた

そこの中央に立つは

白い髪をなびかせ

髪の間より漆黒の瞳をのぞかせ

右手には少女の背丈を優に超える槍が構えられている

「ここに皆を集めたのは他でもありませんわ」

口元がニヤリと緩む

「あの大罪どもの居場所がつかめましてよ!」

槍を大きく掲げた

「ターゲットはボンゴレ基地!わが翼たちよはばたけ!」

白の軍団が大きく波打つ

彼らが目指すはボンゴレ基地

そんなことはつゆ知らず

危機感のないボンゴレ達はというと

「だーかーらー!てめぇは服を着ろ!」

「私はこれが自然なのです!」

あまりにも露出の多い服に獄寺がリアールに対して大声で唸っていた

「まったく、いつもいつも大変ですねぇ。ボンゴレ」

「うん、いろいろとね……」

うるさいいさかいを穏やかな笑みでアルが見守る

というよりは楽しみながら観戦しているといったほうがよいだろうか

「おや?」

「どうしたのアル君」

「いえ、獲物を狩るような……そうですね狩人のにおいを感じたんですよ。それも多くのね」

「狩人?」

ツナは何が何だかわからないというような不思議がっている表情でアルを見ていた

そこに可愛らしい足音を響かせながらローネが近づいてきた

「どうしたんですか?ローネ、小生に用事ですか?それともリアールですか?ボンゴレですか?」

「アルに用事だよ!」

息を切らしながら主張してくる

「アルの憑依動物って狐だよね!?」

「えぇそうですが?」

「ボクはブタだからさ、においがわかるんだよ!嫌なにおいがしなかった?」

「大勢の殺.意のある狩人のにおいならばしましたが……」

「それだよ!」

「どういうこと?」

ツナが割り込んで問う

「狩人、つまりボクたちを狙ってるやつらがここに来るってことだよ!」

§appresso§