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シン「それでは少しの間だけでしたがお世話になりました」
ブルー「ううん、こっちもよ」

あの日から3日後の今日、図鑑所有者達は一度マサラに行く事になった
そして今、帰ろうとしている時だった

ゴールド「ありゃ？レッドせんぱーい？」
グリーン「どうした」

レッドの名前を呼ぶゴールドに問いかけるグリーン
返ってきた答えは

ゴールド「レッド先輩がいないッス」
全「「「「えええええええ！？」」」」

町中に声が響き渡った
その本人はというと海の港にいた

レッド「マリン…」

思い返せばあの時じっとしていずに、すぐに運んでいれば助かったかもしれないんだ
ペンダントを見ながら彼はそんなことを考えていた

イエロー「レッドさーん」
クリス「そろそろ行きますよー」
ブルー「早くしないと置いてくわよー？」

遠くから三人の声が聞こえた

レッド「ああ！今行く！」

ペンダントをポケットに入れて彼は仲間の下に走り出した


『本当にありがとう…』


その声はレッドに届かなかったが、気持ちだけは伝わっていたのだった





































それから2年という月日が経ち——

「さぁて！ポケモンバトルでもしようか！レッドさん！」
「そうだな！」

トキワシティ、トキワジムにて二人の少年がバトルをしていた
一人はマサラタウンの少年レッド

「負けた！」
「ヒナタはやっぱり弱いよなぁ！」
「ひでぇです…」

もう一人の少年、トキワシティのヒナタ
この少年が新しい物語の主人公となるだろう