二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 鋼の錬金術師 貴方を守りたい——12人の巫女と1人の神—— ( No.16 )
日時: 2011/11/18 15:27
名前: 雪姫 (ID: FQaXdAFn)

09


ウィンリィ「アルの話じゃ、まだシレーナ目が覚めないみたいだよ。」
俺は今、ウィンリィの話を聞きながら飯を食っている。ブルースとの話が終わった後、朝飯を食いにリビングに行くと、ちょうどウィンリィが食べてて、それで俺も一緒に食べることになった。
ウィンリィ「ねぇ、エド聞いてる?」
エド「あーはいはい、聞いてる、聞いてる。」
適当に受け流すと、スパナが飛んできた!
エド「ウギャ!」
ウィンリィ「全然聞いてないでしょ!エドは・・・シレーナの意識がまだ戻らないって、話してるのに心配じゃないの?!」
ウィンリィは、今にも泣きそうな顔で言った。
エド「わかった、わかった。じゃあ、今から様子を見に行こうぜ。」
ウィンリィ「うん!さぁ、早くいこ!エド!」
ウィンリィは、嬉しそうに俺の腕を引っ張りながら歩いた。
エド「イタタタダダ。ちょ、待てウィンリィ引っ張るな!」

そうこうしてる間に、シレーナの部屋の前に来た。
『ガチャ』
扉を開け、中に入るとなぜかブルースがいて、苦しそうな声をあげているシレーナを心配そうに見ているアルがいた。
エド「アル、シレーナの様子はどうだ?」
アル「さっきから、ずっと苦しそうな声をあげてるんだ・・・・。それに、お父さんって口にすることがあるんだ。なんなのかは、僕にもわからないけど・・・。」
エド「そうか・・・。それで、何でブルースがいるんだ?」
エドは、なぜかここにいるブルースに目をやった。
ブルース「なんだ、俺がここにいてはいけないか?」
ウィンリィ「別にそういうわけじゃ、無いけど何でいるのかは気になるよ。」

ブルース「シレーナの、意識が戻らないのはデスピル病のせいかもしれない・・・。」
ブルースは、そう口にした。エドたちは、聞いたことのない病名なので皆、首をかしげていた。
ブルース「デスピル病は・・・・・・人間が、少しずつ穢れにになって行く病だ。」
ブルースの言葉に皆驚いた!
エド「穢れになるって、バケモノになるってことか?!なんで、シレーナがそんなわけのわからない病気にかかるんだァ?!」
アル「そうだよ!そんな病名聞いたこともないし!」
ブルース「さぁな?、理由はわからん。俺が知っているのは、これはデスピル病って病気で少しずつ穢れになって行く病って事だけだ。」
ウィンリィ「じゃあ、治す方法も知らないの?」
ブルース「ああ、もちろん。」
アル「そんな?!シレーナは、こんなにも苦しがっているのに!!」

エドたちは、苦しんでいるシレーナにどうする事も出来ない、自分たちを悔やんだ。どうすればいいんだ。どうすれば、シレーナは助かるんだと。