二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 鋼の錬金術師 貴方を守りたい——12人の巫女と1人の神—— ( No.17 )
- 日時: 2011/11/18 15:38
- 名前: 雪姫 (ID: FQaXdAFn)
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ここは、リゼンブールの近くにあるシーブル村の中にある小さな喫茶店。金髪金目のメガネをかけた男性と、黒髪に青い目の少女?女性?がコーヒーを片手に何やら話していた。
男性「こっちの世界でも、デスピル病がはやり始めているみたいだね。まったく、なげかわしいものだよ。」
メガネは「ハァ〜」とため息をつきながら言った。そんなメガネを見た女性は・・・
女性「ホーエンハイム様・・・。大丈夫です!このリフルが、すべてのデスピル病を治しますよ!!」
と女性は言った。だがメガネはなぜか・・・
男性「ぷはははは・・・・。」
大笑いだった。(私なにか、おかしなこと言ったかな?)
女性「あの〜、ホーエンハイム様・・・?」
男性「ああ、すまない。リフル君は、デスピル病の治し方を知っているのかい?」
と、男性は聞き返した。女性は(もちろん♪)と思ったが、改めて考えてみると・・・
女性「知りません・・・・。」
本当は、全然知らなかったのだ。
男性「やっぱり、そうだったか。」
女性「すみません(>_<)!嘘つきました!」
女性は、頭を下げているのか下げていないのか、よくわからないところまで頭を下げて言った。
男性「あぁ、いやいや。そんなに、謝らなくていいよ。じゃ、今からデスピル病について説明するね。
1、デスピル病は、少しずつ穢れになって行く病気。
2、デスピル病になった人の、共通点
・人間である。
・心に傷をおっている。
・罪人が、多いい。
3、デスピル病は、ある意味心の病気かもしれない。
4、治す方法は、ただ一つその人の心の傷を、癒してあげることそれだけ。
5、穢れになった人は残念だけどもう、この世から消すしかない。
デスピル病についてはこんな感じだね。」
女性「心に傷をおった人がなるなんて・・・残酷な病気ですね……」
男性「そうだね、この私たちの世界では考えられないことだけど異世界では当たり前の光景なんだ。」
この喫茶店に、二人しかお客がいないため、ものすごく重たい空気になってしまった。
女性「あの!私思い出したんですけど確か、人の心の中に入れる道具がありましたよね?それを使えば、人の凍った心も溶かせるんじゃないですか!?」
男性「まぁ、出来なくはないと思うけど・・・だが、人の心の中に入ることはそれなりのリスクもあって、ヘタしたら二度と帰ってこれなくなってしまうぞ。」
メガネは女性のことを、心配していったのだが女性は・・・
女性「私は、大丈夫です!ホーエンハイム様のために、すべてのデスピル病を治して見せます!」
男性「はぁ〜。わかったよ、でも無理だけはしないようにね。」
メガネはそう言いながら、バックから何やら取り出した。あっ、あれが人の心の中に入る道具かぁ!
メガネが「やっぱり・・・」と小さな声で言いながら、バックにしまおうとしていたので、女性は・・・
女性「ありがとうございます!」
と言い。道具を『バッ』とメガネから貰い(奪い)、走って喫茶店を出た。ホーエンハイム様、待っててくださいね〜。私、ちゃんとすべてのデスピル病を、治して見せますからね〜、と心の中で言いながら女性は喫茶店を出て行った。
『カランカラン〜』
男性「まったく……あの子は……」
メガネは女性の出て行ったドアを見ながら優しく微笑んだ。