二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 鋼の錬金術師 貴方を守りたい——12人の巫女と1人の神—— ( No.176 )
日時: 2012/03/28 16:30
名前: 歌音 (ID: F08K/Z64)

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                   第十二章 森の番人





また数日ほとんど何も食べずに来たのは静かな森の中にある小屋の前。
小屋の前には二台の車が止めてあって……。
レンリ「リザさん?!」
病院でお世話になったリザさんらしき人が見張りをしていた。
この人は本当にリザさんなのかそれとも姐さんなのか……私にはどっちがどうなのか全然分かんない!
リザ「レンリちゃん…? どうしてあなたがここに…?」
この声は…たぶん病院のほうもとい本物のリザさんだよね…?
じゃあ適当にこう言っておこうかな…。
レンリ「いやぁ〜、それはいろいろとありましてぇ〜……」
リザ「病院を逃げ出したのも、そのいろいろに含まれているのかしら?」
レンリ「うっ。」
レンリはトゲトゲの言葉攻撃を食らった。
120のダメージを食らった。
瀕死状態です。誰か薬草かホイミを!!
リザ「まぁ、いいわ。ここは危険だから中に入りなさい。
   エドワード君達もいるから。」
周りをキョロキョロ見ながらリザさんはそう言った。
危険って何が危険なんだろ?見張りを付けるくらい重要なものが中に…?
とゆう感じな事を考えながら、私とブルースは小屋の中へと入って行った。

***

小屋の中はなんでか電気を付けてなくて真っ暗闇だった。
なんで電気をつけないんだバカやろぉー!
心の中でそう叫んでいるとブルースが、
ブルース「あそこに明かりがあるぞ。」
とボソッと言った。
確かにブルースの言った方向にはボヤァ〜と明かりがあった。
それに誰かの話し声が聞こえる……。
エド達かな?リザさんが居るって言ってたし…。
私とブルースは明かりの方へと言ってみることにした。


ロイ「ん?君は!!」
明かりを頼りに進んでいると、どっかで見たことある人に声を掛けられた。
顔をよ〜く見てみると、
レンリ「あ、ロイさん!!」
カジノのバーでトマトジュース奢ってもらったあのロイさんが何故かエド達と四角いメガネをかけてヒゲを生やしたオッサンと居た。
レンリ「あの時はありがとうございましたぁ〜♪」
あの時言ったかどうか忘れたし、いい人ぶるために一応御礼を言っておく。
やっぱり、こうゆうお金持ちぽっい人には昆布を売っておかないと!
ロイ「いえいえ、喜んでいただけたならいいんですよ。
   それよりもしよろしければまたお食事でも…」
エド&アル「レンリ今までどこにいたんだ?!」
ロイさんが「食事に行きませんか?」的な事を言おうとしていたら、エドとアルが前に出てきて口をはさんだ。
チェ、高級レストランに行けるチャンスだったのに…。


レンリ「どこってまぁ………いろいろ?」
あそこをどう説明したらいいのか分かんないから適当に言う。
それにちゃんと説明してたら時間が超かかりそうでめんどいしなんか嫌。
エド「いろいろって何処だ?!」
うわ、言って来たよ…こう言ったらこう言うのが当たり前的なセリフ。
私こういうセリフ言う人大嫌いなんだよね。
面白みに欠けるというか王道すぎてオリジナルティが無いって言うか…。
レンリ「いろいろはいろいろだよ!!」
そして思わず私も普通の答えで返してしまった。
く、ハエ叩きで顔に止まった蚊を『バチン』と叩いて逃げられてしまった波にしょぼい…。
ロイ「鋼のレンリと知り合いなのか?」
エド喧嘩というかバトル?それとも喧嘩?
まぁ、どっちでもいいか。そんな感じの事になりそうになった時、ロイさんがエドに私との関係を聞いて来た。
そういえば、なんでロイさんはエドの事を「鋼の」って呼ぶんだろ?


エド「まぁ、いろいろ………」
アル「兄さんまで言ってるよ………(呆」
さっきまで「いろいろってなんだ?!」ってギャーギャー言ってた奴が「いろいろ」って言ってるよ………。
人の事なんて言えないじゃん…。それにそれじゃあ、全然面白くないし。
リン「レンリちょっと………。」
レンリ「あ゛?」
もっと面白いこと言えねぇーのかよ!
とプンプンと怒っていたらリンが外へ行こう的な感じで手招きをする。
私を呼ぶとかキモッ!五千万年早ーよ!と思いながらもブルースを置いてリンの居る方に行く。
なんかブルースは、ランファン達が居るとかなんとかの部屋に行くらしい。
その理由はオッサンだからかな?


そんなくだらねぇー事を考えながら私とリンは小屋の外へと出て行った。
なんでさっき入って来たばかりなのにまた出ないといけないんだよ!
そもそも、なんでリンなんかと手を繋がないといけないんだよ!
階段くらい自分で降りられるっつうの!