二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 鋼の錬金術師 貴方を守りたい——12人の巫女と1人の神—— ( No.186 )
- 日時: 2012/03/30 17:14
- 名前: 歌音 (ID: F08K/Z64)
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エド「誰がミジンコザリメシドチビだぁーーーーコラァァァァ!!!」
エンヴィ「え? うわっ?!」
チビと言われてキレたエドがエンヴィに飛び蹴りをする。
だがエンヴィはそれを簡単にかわし、近くに生えている気に飛び乗る。
エンヴィ「落ちつけよ。こっちはグラトニーを回収に来ただけだ。
おチビさん達とやりあうつ気は…」
エド「このアホがァァァァ!!!」
闘う気はないと言っているエンヴィに何故かしつこくエドは攻撃する。
エンヴィ「なんの話だよ?!」
なんで怒っているのか聞いてくるエンヴィにエドは怒っている理由を説明する。
エド「今2回。第五研究所で5回!
テメェは俺の事をチビと言った! 忘れたとは言わせねぇーぞ……。」
物凄い怖い顔でエンヴィを睨みつけながらエドは言う。
エンヴィはものすっごく呆れた顔で、
エンヴィ「なんだ、そのピンポイントの記憶力…。ふんっ」
エド「あ、待てっ!」
言った後乗っていた木の枝から飛び降り地面に降りる。
そこにグラトニーもやって来て……意外な人物もやって来た。
エンヴィ「世話やかせやがって…。」
グラトニー「マスタングが居た! ラストの仇!
飲む 飲む 飲んでやる!!」
ロイを「飲んでやる!!」と言っているグラトニーにエンヴィは冷静に、
エンヴィ「大佐は駄目だ。」
グラトニー「グ?!」
エンヴィ「エルリック兄妹もな。」
グラトニー「そんなぁ〜。」
エンヴィの言葉に悲しむグラトニーをあいつが宥める。
レンリ「あーあ、残念だね。グラトニー♪」
エド「レ、レンリ?!」
また何処から、そして何時現れたのかは分からないが突如どっからか出てきたレンリがグラトニーの頭を撫でていた。
レンリ「あ、シレちゃんアルトォ〜。久しぶり〜♪」
エドの言葉には何にも答えずにレンリはシレーナとアルトの方へ駆け寄る。
シレーナ「……おか…えり……。」
突然やって来たレンリにシレーナは笑顔で「おかえり」と言ってあげる。
アルト「久しぶり、レンリ♪」
アルトもシレーナ同様、笑顔でレンリを迎える。
レンリ「あ、おっきくなっても私のこと覚えてくれてたんだぁ♪」
アルト「ん?まぁ……ねっ。」
レンリ「わぁ〜、嬉しいなぁ〜♪
じゃあ君のあだ名は子猫ちゃんに決まりだねっ☆」
アルト「えっ? なんで?!」
なんかよく分からないが、アルトのあだ名が今ここで決まった…。
シレーナとアルトは笑顔でレンリを向いいれていたが、エドとブルースは笑顔でレンリを迎えることは出来なかった。
何故ならここ最近のレンリは、怪しい行動が多かったからだ。
簡単に信じていいのかいう疑念が頭によぎる。
エンヴィ「レンリ、もういいい?」
エドたちの方を見ながらレンリに向かって言う。
レンリはクルッと回ってエンヴィの方を見て、
レンリ「ん? 良いんじゃない〜?
挨拶は一応済んだし……。」
といつもの感じで言う。
エド「レンリ……お前はッ」
と言おうとしたエドだったレンリに人差し指で口を押さえらせる。
レンリはエドの目をジッと見つめながら静かに、
レンリ「私はあいつらを利用してるだけだよ。
モナカなんかじゃないから、別にエドが気にしなくていいよ?」
モナカと言うのはなまかと言いたかったけど間違えた言葉である。
意味は「仲間」である。
レンリ「あと、ひとつ言っておくけど私はエドのモナカでもないからね?
今のところは味方だって言うだけだからね?」
伝えたいことをすべて言い終わるとレンリは、スッとエドから離れ何事も無かったかのように、エンヴィ「エンヴィ達とエド達の丁度間辺りから両者を見守る。
ブルースは一言も発せずに、静かにレンリの横へ移動した。