二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 鋼の錬金術師 貴方を守りたい——12人の巫女と1人の神—— ( No.203 )
日時: 2012/04/03 18:41
名前: 歌音 (ID: F08K/Z64)










              epilogue







エド「ん? ……ここはどこだ…?」


シレーナと共に時の狭間に入ったエドが目が覚めて最初に見たものは、真っ暗でなに無くなにも見えない世界だった。


エド「ここが…レンリの言っていたテレジアか…?
   何もない…それに…あいつらが何処にいるのか全然分からない…。」

困惑するエドにあの女が話しかけた。


夢の女「ここはテレジアではないわ。
    時の狭間の中よ。」

エド「っ?! お前はっ!!」

話しかけてきたのは最近よく見る夢で語りかけてくるあの女の声だった。
声がしてきた方角を見てみると、黒いドレスを着た20代くらいの女がエドの方を見ながら立っていた。
女は光を持っているようには見えないのだが、何も見えない暗闇の中女の姿だけははっきり見えた。


夢の女「お願い……手遅れになる前に、巫女達の心の扉を開いてゴールドキーを探し出して…。」

エド「手遅れっ?! 巫女達っ?! 心の扉っ?! ゴールドキー?! なんだそれはっ?!
   それにお前は誰だっ?! あいつらは何処にいるっ?!」

夢の女「ごめんなさい…。今はあまり詳しいことを言えないの。
    でも、お願い……手遅れになる前に…ゴールドキーを…。」

だんだん女がエドから遠のいて行く。
いや……エドが何かに吸い寄せられて、女から離れて行っているのだ…。

エド「おいっ! 待て、まだ聞きたいことがァァァァ!!! 」

『プツン…』

ここでエドは時の狭間からいなくなった。
あの女は名の者なのか--? ゴールドキーとはなんなのか--?
この謎を解く手がかりはテレジアにあり——










物語は舞台を異世界へと変えて続いていく——
化学世界「エフィネア」から魔法世界「テレジア」へと——