二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 鋼の錬金術師 貴方を守りたい——12人の巫女と1人の神—— ( No.62 )
日時: 2011/11/26 16:51
名前: 雪姫 (ID: q9MLk5x4)

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レンリ「ッ!・・・ここは・・・・?」


——今、レンリが居る場所は、さっきまでいた第五研究所とは似ても似つかない真っ白な空間だった——


——ホント、きれいなほどに何もない真っ白い空間——


——体の自由も聞かず、ただ真っ白い空間の中をふわふわと浮いているだけ——


???「・・・・その体・・・・・」

レンリ「ッ?! 誰だァァ?!!」


——突然どこからか少女の声が聞こえてくる——


——どこからだ?と目だけで少女が居る場所を探す——


——だが、見つからない——


???「・・・・・主人格を・・・・・渡して・・・・」


——何処にいるのかも分からない少女がわけの分からないもの、渡してと言ってくる——


レンリ「あんたは、誰?!誰かも分からない奴に、あげるものなんて何もないよ!!」


——姿を現すように、少女に促がすレンリ——

???「・・・・・分かった・・・・・・」

——少女がそう言った途端、真っ白い空間に突如突風が吹き荒れ、真っ白い空間が花や草木が咲く緑豊かな草原となった——


レンリ「・・・・・・ッ」


——そして、ゆっくりと目を開けるとそこには・・——


レンリ(裏)「・・・・・・・・・」


——黒髪で毛先が赤色で目の色は紅色で紫色の蝶をデザインされた黒色の着物を着ている少女だった——


レンリ(表)「知ってる・・・・」


——レンリ(表)から出てきた言葉は「知ってる・・・」だった——


——一体、レンリ(表)は何を知っているのだろう——


——だがそれを知りたくてももう遅い——


レンリ(裏)「・・・残念・・・・時間切れ・・・・」


レンリ(表)「時間切れってどういう意味だよ?!」


——レンリ(裏)は、レンリ(表)の質問に——


レンリ(裏)「・・・・・おゆきなさい・・・・」


——とだけ言う——


——そして、レンリ(表)の視界が少しずつ漆黒の闇に包まれていく・・・——


レンリ(表)「ちょっ、待てぇぇぇぇ!!!お前は誰なんだァァァァ?!!!どうして、私を奪うんだぁぁぁぁ(>0<)!!!!」


——レンリ(表)の叫び声は、深い深い闇にすべて吸い取られてしまった——


——レンリの闇は深海よりもはるかに深くそして冷たい——