二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 鋼の錬金術師 貴方を守りたい——12人の巫女と1人の神—— ( No.64 )
- 日時: 2011/11/26 13:10
- 名前: 雪姫 (ID: q9MLk5x4)
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???「お姉ちゃん!!お姉ちゃん!!」
誰かが私を呼ぶ声が聞こえる・・・・・「お姉ちゃん」・・・・・? ハッ!もしかしてッ!!
アルト「お姉ちゃん!!起きて、お姉ちゃん!!」
レンリ「アッ、アルト・・・・?」
アルト「お姉ちゃん?!」
謎の世界にいたレンリがやっと目覚めた。
レンリ「ここは・・・・・?」
朦朧とする意識の中、レンリはアルトにここは何処なのかと聞く。
アルト「第五研究所だよ!私達捕まっちゃって、縄で縛られているの!!」
レンリ「はぁ?!なんですとっ?!」
やっと、ハッキリしてきた目で辺りを見てみると確かにここは第五研究所で、レンリとアルトは背中合わせでごっつい縄で縛れていた。縛られ過ぎてて、体が全く動かせない。
ガキ「ん?あ〜、やっと起きたんだレンリ。」
レンリ「あっ!お前!!」
気絶するまえに、レンリの頭を殴ったあのガキが大きな刀を持ってこっちに近づいてくる・・・。パッと見は、その刀で殺しに来たような感じだ。
ガキ「よかったぁ〜、このまま目覚めてくれなかったらお父様に怒られるところだったよ^^。」
左手で刀を持ち右手でレンリの顎を触りながらガキは言う。レンリはそんなガキを超睨む。アルトは恐怖のあまり、声が出せない。
ババァ「エンヴィー、何やってるの?」
遠くの方にいたババァが、ガキに何をしてるのかと問いかける。だが、これにはガキが変な事をしないようにするために言った言葉でもある。
ガキ「べつに、なにもしてないよ。」
ガキはそお言うと、レンリ達の元から離れた。
その時、レンリはこれはチャンスかもしれない!!と思った。何故かと言うとここで、爆弾を使ったら縄は火によって焼かれるし、奴らが爆弾に驚いてるスキに逃げられるからだ。でも、それには難点がある。それは、アルトだ。この作戦は、アルトを見殺しにするなら成功だがアルトまでも助けるとなれば話は別、アルトの縄をほどいている間に奴らが炎をかいくぐってこっちに来る可能性があるからだ。これは、チャンスでもあるがアウトでもある。
(レンリ「どうすればいい、自分だけ逃げるかアルトも連れて逃げるか・・・・・。難しい・・・・何故だ、こんなガキが死んでも私は痛くもかゆくも無いはずなのに何故か嫌だ・・・・・・どうして・・・・・?」)
レンリはすごく悩んでいた、だがあまり悩んでいる時間は無い。ガキがこっちに戻ってくる危険性があるからだ。それでも、レンリは決断を出せない!!そんなとき、とある声がレンリの頭の中に流れてきた・・・・
(???「・・・決断が出せ何のなら、私が決める・・・。あなたは、下がって・・・・。」)
レンリ「ッ!お前はあの時の奴かッ?!出てくるな!!お前が出てきたら、私はッ!私はッ!!!!」
レンリが突然大きな声でこんなことを言うので、ガキがどうしたのかと様子を見にレンリたちの方にやってくる・・・・!!
(???「・・・時間無い・・・・諦めて」)
レンリ「ッ!嫌だァァァァァァァァァァ!!!!!!」
ガキ「ッ?!!!」
レンリが叫んだ瞬間、レンリの胸のあたりが光だし辺りに何か大きな力が発生した!!ガキはその力によって遠くの方まで吹き飛ばされて、アルトは縄が『ブチブチブチッ』とキレて自由の身になった。だけど、恐怖で腰が抜けて、その場を動けない!!
そして、ゆっくりとひかりがレンリの胸の中へと戻って行く・・・・そして、光が吸い込まれた所にいた人物はなんとッ!!!
レンリ(裏)「・・・やっと、変われた・・・・・」
レンリ(裏)だった!一体、レンリ(表)は何処に行ってしまったのかァァァ?!!!